婚活における年齢・容姿・年収の各重要度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:05 UTC 版)
「結婚活動」の記事における「婚活における年齢・容姿・年収の各重要度」の解説
40代以降で結婚できる確率は、1-2%と言われている。特に女性は40代になると男性から声がかからなくなる。このように女性の場合、「年齢」という努力でどうにもならない不可逆的要素が、努力次第で変化可能な男性における「年収」と同じくらい重要視される項目となっている。婚活の市場価値では、「平均的な容姿の20代前半女性」が、「容姿レベルで格上の30代女性」を上回るように、年齢がまず最初に見られる要素であり、次に見た目、その2つを超えた後に金銭的価値観や家事能力などが見られる。結構相談所によると、婚活市場では30歳以上の女性の需要・価値が急落し、初産が確実に高齢出産になる35歳以上の女性は、極端に言えば健康な子供を望む男性からの市場価値をほぼ失ってしまう。婚活業界大手企業は「婚活男性が望む相手女性の年齢は、男性の年齢を2で割り足す8歳と一致する」「女性の年齢は1年+で婚活市場で6歳年をとったのと同じ」と指摘している。女性が33歳の時には見合い男性の年齢は40歳前後、34歳の女性となると46歳以上の男性からしかお見合いのオファーがないとの記録を語っている。こうなると40歳女性なら64歳以上の男性となる。婚活が長引くまたは結婚出来ない女性の特徴として、「20代後半や30歳以降に年齢による足切りで急激にハイスペックやイケメンなどイケてる男性からのアプローチ減少し、若い時代に接してきた男性のレベルと婚活で会う男性との格差が自身が老いたことの影響だと受け入れられずに理想が己の市場価値より高いパターン」、「容姿的にそもそも男性との恋愛経験自体が少ないパターン」となっている。女性恋愛・婚活コンサルタントも、結婚相談所で結婚できるのは上位10%ほどだと示し、全ての年代の男性から20代女性に面会希望が殺到すると述べている。そのため、20代女性には結婚相談所の割引があるように、逆に年齢が上がるほど男性からのお見合い・面会申込数は減ると述べている。日本の女性平均初婚年齢は29.4歳であり、30歳までに結婚・出産したい場合にでさえ、デート・結婚などから逆算すると遅くても25か26歳くらいから婚活開始していないと間に合わないことが多いと指摘している。 野村総合研究所の調査によると、一般的な女性の理想相手とする男性の年収は500-700万円であり、男性のわずか4.9%しかいない。それらの男性ですら結婚後は共働きを希望している。一方で女性は金融危機や不況などを原因とした就職活動への絶望もあり「専業主婦願望」は高まっている。養ってほしい女性と専業主婦を養う気のある男性とのバランスが崩れた結果、ジャーナリストの岡林くみこは「旧来のように一家の大黒柱を探す婚活の限界はすでに見えている」と述べている。婚活女性に対して、最初からファッションセンスや女性慣れしていなくても収入がある旦那向きの男性を「磨けば光る原石」として経験上おすすめするアドバイスもある。1980年代の「高学歴・高身長・高収入」から1990年代の「平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格」、2000年代には「低依存・低姿勢・低燃費・低リスク」と女性が結婚相手に求める条件が変わったと報道されている。「低依存・低姿勢・低燃費・低リスク」とは「家事や子育てを妻に任せっきりにしない」「家族に威張った態度をとらない」「無駄なお金を使わない」「リストラされるリスクが少ない」男性を意味し、婚活女性に人気条件になったと分析されている。
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