あまみぐんとう‐こくていこうえん〔あまみグンタウコクテイコウヱン〕【奄美群島国定公園】
奄美群島国定公園
[与論島]
琉球列島中部の奄美群島から沖縄本島にかけては、固有の生物がきわめて多い。奄美大島にもアマミノクロウサギ、ルリカケスなど、顕著な固有種や希少種が生息する。この公園は奄美大島、徳之島、喜界(きかい)島、沖永良部(おきのえらぶ)島、与論(よろん)島の5島からなり、海岸線と、奄美群島最高峰で、数々の固有動植物を育む亜熱帯照葉樹林に覆われた湯湾(ゆわん)岳(694m)を含む山地の一部が含まれる。
海岸は奄美大島南部は沈降海岸だが、徳之島や喜界島では隆起サンゴ礁によるなど、変化に富む。各所にサンゴ礁があり、また、奄美大島南部の住用(すみよう)川下流部などにはマングローブ群落が発達している。北部の大和村思勝(やまとそんおんがち)に野生生物保護センターが設置されている。
奄美群島国立公園
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:50 UTC 版)
奄美群島国立公園(あまみぐんとうこくりつこうえん、英称 : Amami Gunto National Park [2])は、鹿児島県の奄美群島、ならびにその周辺海域を区域とする国立公園である。当国立公園の指定は日本全国で34番目で、鹿児島県内においては4番目の指定となった[1]。新規の指定としては、2016年に設立されたやんばる国立公園以来[3]で日本で最も新しい国立公園である。
- ^ a b c d e f “奄美国立公園が誕生”. 南日本新聞: p. 1. (2017年3月8日)
- ^ “奄美群島国立公園(英語版)”. 環境省. 2018年2月3日閲覧。
- ^ “奄美群島国立公園が誕生”. 琉球新報: p. 3. (2017年3月8日)
- ^ “来月にも国立公園が指定”. 南日本新聞: p. 1. (2017年2月21日)
- ^ 平成29年環境省告示第12号「奄美群島国立公園を指定する件」、『官報 号外第45号』、2017年3月7日付。
- ^ 「奄美群島国定公園」、『角川日本地名大辞典 46.鹿児島県』(1991年)、p.74
- ^ 「国立・国定公園選定見直し 「奄美」「やんばる」指定へ(読売新聞2007年3月10日朝刊 p.2)」、『読売新聞縮刷版 No.583 2007年3月』(2007年)、p.562
- ^ 「国立公園 新たに5候補(読売新聞2010年10月5日朝刊 p.33)」、『読売新聞縮刷版 No.626 2010年10月』(2010年)、p.237
- ^ “奄美国立公園 計画案を公表”. 南日本新聞: p. 1. (2016年10月7日)
- ^ “「奄美国立公園」誕生へ”. 南日本新聞: p. 1. (2016年12月27日)
- ^ 平成29年環境省告示第11号「奄美群島国定公園の指定を解除する件」、『官報 号外第45号』、2017年3月7日付。
- 1 奄美群島国立公園とは
- 2 奄美群島国立公園の概要
- 3 経緯
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