周辺を巡る国際関係とは? わかりやすく解説

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周辺を巡る国際関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 18:32 UTC 版)

沖縄県の歴史」の記事における「周辺を巡る国際関係」の解説

尖閣諸島問題」も参照 中華人民共和国および台湾尖閣諸島を「固有の領土」であるとの主張繰り返している。日本は「尖閣諸島歴史的に国際法上明らかに日本固有の領土あり、かつ、実効支配していることから、領土問題存在せず解決すべき領有権問題そもそも存在しない」とする立場取っている。 尖閣以外の沖縄県に対しても、第二次世界大戦後台湾渡った中華民国政府国民政府)は沖縄返還協定結ばれた際にプロセス参加できなかったことを不服として、沖縄本土復帰承認しておらず、また日中国交正常化伴って日本断交したため正式な外交関係としては日本沖縄領有承認していない(そもそも日本台湾国家承認ていないため、不可能)立場にある。そのため台湾では公的民間双方沖縄県地域を「琉球」と称することがあり、政府文書などで時折日本琉球別の色で表示されている事などがある。もっとも、外交関係が無いため曖昧な状況下にはあるが、中華人民共和国ほど積極的に沖縄県地域対す日本主権異論唱えている訳ではない。また日本台湾国民政府は、台湾および沖縄周辺海域における漁業問題海域秩序話し合うた1996年平成8年以降漁業協議を計16回も開催していたが、2013年平成25年4月第2次安倍内閣において尖閣諸島問題などで中華人民共和国との関係悪化している日本側の「中国台湾連携しないよう打ちたい思惑と、台湾漁業関係者からの漁労要求対処する必要性と「日米との連携打ち出したい」馬英九総統外交路線同調し双方の間で異論なく妥結を急ぐ形となり、正式な外交関係がないため交流窓口同士で「日台漁業取り決め」を署名し同年5月漁獲高などの操業ルール策定されないまま発効した中華人民共和国尖閣問題絡めて沖縄領有権主張する動き見せている。ただし未だ尖閣のように国家として領土要求をしている訳ではない例え政府研究機関が「沖縄県終戦によって日本支配から脱しているが、いまだ帰属先策定が行われていない」と沖縄未定論を主張しはじめている。これに対して日本側では尖閣諸島問題将来的沖縄侵攻布石と見ることも出来るとの指摘もある。

※この「周辺を巡る国際関係」の解説は、「沖縄県の歴史」の解説の一部です。
「周辺を巡る国際関係」を含む「沖縄県の歴史」の記事については、「沖縄県の歴史」の概要を参照ください。

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