名所旧跡
名所旧跡とは、歴史的・文化的に価値のある場所や建造物を指す言葉である。これらの場所や建造物は、過去の出来事や人物との関連性が高く、その土地の歴史や文化を伝える役割を果たしている。名所旧跡は、観光地としても人気があり、多くの人々が訪れることで地域の活性化にも繋がる。
名所旧跡には、古代から近世にかけての歴史的建造物や遺跡、自然景観などが含まれる。例えば、古代の神社や寺院、城跡、古墳、庭園、文化財に指定されている建物などが挙げられる。また、歴史的な出来事が起こった場所や、文学作品に登場する場所も名所旧跡として扱われることがある。
名所旧跡は、その土地の歴史や文化を学ぶ上で重要な資料となる。訪れることで、過去の人々の暮らしや文化、技術の進歩などを知ることができる。また、名所旧跡を守ることは、後世に歴史や文化を伝える責務でもある。そのため、国や地方自治体は、名所旧跡の保存や整備に力を入れている。
名所旧跡の中には、世界遺産に登録されているものも存在する。世界遺産とは、ユネスコが定める文化遺産や自然遺産で、世界的に価値のあるものが選ばれる。これらの名所旧跡は、国際的な観光資源としても注目されており、多くの観光客が訪れる。
名所旧跡
「名所旧跡」とは、美しく素晴らしい景色や風景が見えたり由緒ある建物や歴史的な建造物があったりするために観光に適している古くからある有名な場所のことを意味する表現。
名所と旧跡それぞれの一般的な意味
「名所」は「観光名所」などと言われるように、景色・景観に優れた場所のこと。「旧跡」は歴史的な事件や建物に何か関連のある場所やその「跡(あと)」のことを指す。名所旧跡の例
名所旧跡の一例を挙げると、奈良県の東大寺、宮城県の松島離宮、静岡県の熱海城、岐阜県の馬籠宿、などのように神社・寺院・城・宿場町などは「名所旧跡」と呼ばれるが、それ以外にも、北海道の「さっぽろ羊ヶ丘展望台」、東京都の「レインボーブリッジ」、長野県の「三本滝」、長崎県の「長崎ロープウェイ」などといったものも、通常は「名所旧跡」と呼びならわされている。名所旧跡の類語・言い換え表現
名所旧跡の言い換え表現としては「名所古跡」、異形としては「名所旧蹟」「名所旧迹」が挙げられる。「古跡」は歴史的な事件や建造物などのあった場所を指す。名所旧跡の地図記号
「名所旧跡」とは厳密には異なるものであるが、文化財保護法に基づいて文部科学大臣が指定する「史跡」や「名勝」や「天然記念物」を表す地図記号は存在し、「∴」という風に●を3つ三角形上に並べたものが用いられる。ただし、この「史跡・名勝・天然記念物」に関する「∴」という地図記号は、茶畑の地図記号と良く似ているため注意が必要である。地図記号 - 国土地理院
名所旧跡の英語表現
英語において「名所旧跡」に完全に合致した意味の表現を挙げるのは難しいものの、おおむね以下のような表現が近しい。・sightseeing spots・・・観光スポット
・historic scenes・・・史跡
・historic site・・・史跡
・classic ground・・・旧跡、古跡
名所旧跡の中国語
名勝地や歴史的遺跡を幅広く意味する中国語としては「名胜古迹」が挙げられる。「名所旧跡」の例文・使い方・用例・文例
- 名所・旧跡のページへのリンク