各軍団以外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 07:00 UTC 版)
「ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物」の記事における「各軍団以外」の解説
ヴォーカル かつてケストラーに牙を向け、500年に渡って幽閉されていた罪人。パンク風ファッションの青年の姿をしている。ハーメルの魔族化を促進させ、ケストラーの復活を成し遂げるためにギータの提案を呑んだベースの「好きにしていいぞ」がスイッチとなり復活。ケストラーへの復讐のためにベースたちに協力する。 「ぶっ殺してやるぜェー!」を口癖としており、人間も魔族も見境なくいたぶり破壊し尽くす殺人快楽主義者で、人間をイビり抜いて殺す姿から、同胞たちからも「魔族の中の魔族」と評され恐れられている。ドラム同様の粗野な暴れん坊タイプながら、インテリな面も覗かせる。派手な演出家でもあり、ギータとオル・ゴールを無理矢理バックバンドにしてトランペットを吹き出したり、フルートの魂を取ろうとする前に服をドレスに換えたり、ギターを弾き出したりと好き勝手な行動が目立つ。 幽閉時にベースによって鎖に繋がれ、付けられた鉄球に力を1/10にまで押さえ込まれているが、その鉄球をも武器にする。魔力が尽きかけても掌で魔族に触れて相手の肉体ごと吸収することで回復し、精霊を殺害する能力も持つ。胴体には鬼の顔が隠されており、物を収納したり、作り出した反魂を取り出す際にも用いられる。 ハーメル一行への見せしめも込めてスコアを滅ぼし、その光景を遠くにいるハーメル一行に見せた。この事でハーメル一行はバラバラになってしまい、サイザーからは「軍王時代の私」と見られて、特に敵視される。そのサイザーとは三度に渡って交戦、1戦目はブリュンヒルデの耳飾りをパンドラの箱の鍵に見立てて生じた隙を突かれ腹部を斬られるも、体内に入れていた剣のおかげで致命傷とはならず、やられたふりをしてサイザーから本物の鍵はフルートが持っていることを聞き出した後、サイザーを戦闘不能に追い込む。2戦目ではサイザーとオカリナとワルキューレの時間差攻撃に対し、シュリンクスの亡骸を身代わりにすることで回避。3戦目ではブリュンヒルデに拘束された状態から攻撃されるも胴体の鬼顔で鎌を受け止め、サイザーの魂を強奪。その魂を用いたルビー剣でパンドラの箱の鍵を破壊することに成功するが、ベースに箱を奪われてしまう。 ハーメルとの対決では、ケストラーの力を用いたハーメルの攻撃をものともせず、反魂でサイザーを殺人兵器として復活させるという余裕まで見せるが、その行いはハーメルの力を高めてしまい、逆転されてしまう。ルビー剣で鉄球を傷つけることで真の姿を開放し、再び逆転に成功するが、魔力が切れて寿命が尽きるという自滅を迎えた。崩壊の始まった右腕をルビー剣で切断することで、一時的に崩壊を止め、その場を撤退。剣入手と暗殺のために現れたギータと戦うが、弱体化している状態ではギータに傷を付けることもできず、ギータの予定通りに暗殺され、ギータが用意した棺桶に入れられる。息を吹き返した後、魔力の低下で子供の姿となりながらも活動を再開。サイザーに用いた反魂や北の都に戻る途中の超獣軍を吸収するも、手遅れの状態であることは変わらず、オル・ゴールの手で聖杯に変えられ、鉄球だけが墓標のように残った。聖杯に変えられる直前、ハーメルとオーボウに呪詛の言葉を残す。 真の姿に戻っても外見は人型である上に人相も変わらないため、彼の真の姿は上述のクワイア=オルガン以上にマイナーチェンジ的な印象が強い。反旗を翻す前はケストラーに何らかの行為をされたらしいが、劇中で語られることはなかった。 アイリッシュ・ハーブ 北の都で待ち構えていたガルーダ使い。巨大なガルーダに乗りライエルを追い詰めるが、駆けつけたファイフによって倒されている。 バラライカ 聖杯を集めるために動いていた悪魔。フルートに奇襲を仕掛け挑発する。 最終的にフルートが油断しているところを攻撃しようとしたが、クラーリィによって倒される。 コミックの背表紙にも登場しているが、作中では名前は明かされなかった。 チューバ スタカット村の外れにある古城の巨大な魔物。蜥蜴王(リザードキング)。 当時まだ音を聞かせて相手を戦意喪失させるしか攻撃方法が無かったハーメルへの対策として、耳栓をしていた。だが、フルートを操った攻撃で倒され、最終的には裸踊りをさせられる。 バスーン 山間の町テヌートを支配していた虎のような魔物。町の人間から金を徴収していた。最終的にはマリオネット状態のフルートによって倒される。 ファゴット 鉱山の町レガートを支配していたモンスター。元は邪悪な神を守護する修道士(モンク)で武術の達人。不死軍王(スケルトンキング)とも言われており、一国の騎士団もたった1人で壊滅させたことがある。 フルートのマリオネットも効かなくなり再びピンチが訪れたが、ハーメルの帽子に触れたことにより、激高したハーメルに帽子を掴んだ手を握りつぶされた後殴り倒されている。
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