各車種間の差異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:06 UTC 版)
コンフォートとクラウンコンフォート・クラウンセダンは以下の差異がある。 寸法(前述) フロントグリルのエンブレム(コンフォートはトヨタマーク、それ以外はクラウンのエンブレム) ホイールキャップ(コンフォートはV30系カムリプロミネントとV10系ウィンダムからの流用、クラウンセダンはS150系クラウンからの流用) フロントウインカー(コンフォートはカラードレンズ、それ以外はクリアレンズ) 一方、コンフォート・クラウンコンフォートとクラウンセダンは以下の差異がある。 横桟グリル(クラウンセダンはそれ以外より若干大きい) リアコンビランプ(クラウンセダンはトランクリッドにテールランプとバックランプがあり両端はブレーキランプとウインカー、それ以外は両端にブレーキとウインカーとバックの各ランプが集約) ドアサッシの色(クラウンセダンは黒以外の場合は艶消しの黒で塗装、それ以外は車体同色) パーキングブレーキの位置(クラウンセダンはフットリリース足踏み式、それ以外はフロアシフト車がサイドブレーキ式でコラムシフト車がステッキ式) エアコンの仕様(クラウンセダンはオートエアコン、それ以外はマニュアルエアコン) ステアリングのホーンスイッチ(クラウンセダンは中央のエンブレムがメッキ仕上げ、それ以外は地色で左上・右上のスポークに近い部分にへこみ) ワイパーブレードの支持方式(クラウンセダンはUクリップ式、それ以外はビス止め式) 遮音材の有無(クラウンセダンは各ドア内やボンネットおよびトランクリッド裏に遮音材があるがそれ以外は(教習車仕様を除き)ない) なお、これらの差異はユーザーにおける改修等により変わる場合がある(車両の事業者間移籍等で塗装を変更したり、事故等で交換したりした場合等)。 車体の寸法が異なるコンフォートおよびバンパー等により3ナンバーであるクラウンセダンスーパーサルーンを除けばグレードをまたぐ改修・改造も行われ、いわゆるある種のニコイチとして部品取り車からの移植をする場合もある。 例:3Y-PEエンジンのクラウンセダンGパッケージ(ABA-YXS10)の外装・内装部品を1TR-FPEエンジンのクラウンコンフォートスタンダード(DBA-TSS10)に移植し1TR-FPEエンジンのクラウンセダンスーパーデラックスGパッケージ化する。 この例とは逆にエンジン(およびボンベ等の燃料まわり)を移植することも可能だがその場合は構造等変更検査を要する改造車となる。 例:クラウンセダンスーパーデラックスGパッケージ(ABA-YXS10)の3Y-PEエンジンを1TR-FPEエンジンに換装→ABA-YXS10改。 無論コンフォートやクラウンセダンスーパーサルーンもエンジンの換装やバンパーの交換等で構造に変更がなければ改造車にならない。 例:1TR-FPEエンジンのクラウンセダンスーパーサルーン(DBA-TSS10H)に同スーパーデラックスのバンパーやサイドモールを移植するとDBA-TSS10H改になってしまう。 主に地方においてLPGエンジンのコンフォート教習車を中古として導入しインパネ等の移植を行いタクシー化する例もあるがこちらは改造車にはならない。
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