各型の特徴とは? わかりやすく解説

各型の特徴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 14:29 UTC 版)

フォッケウルフ Ta152」の記事における「各型の特徴」の解説

Ta152A 野原 (2006)によれば通常型田中ら (2006)によればJumo213A搭載し機首と内翼に20 mm機関砲を計4門搭載しさらに外翼に30 mm機関砲搭載するA-1、および外翼にも20 mm機関砲装備し計6門としたA-2と言う重武装型フラッペ&ローラン(1999)によれば欠番高々度用のタイプ優先するため、1943年7月5日開発放棄されたという。野原 (2009)によれば武装機首20 mm機関砲、内翼に20 mm機関砲を、計4門および30 mmモーターカノン装備するが、そもそもFw190D-9と比較して性能上のメリットがほとんどなかったため、C型切り替えされたとされるエンジンもFw190D-9と同一である。 Ta152B フラッペ&ローラン (1999)によればモーターカノンMK 10830mm砲を、さらに両翼内翼に1門ずつを備えたものであったという。野原 (1999)によれば30 mmモーターカノンに、両翼30 mm機関砲20 mm機関砲合計4門と、さらに主翼下のガンポッドと言う重武装計画されていたとある。これは地上攻撃機型であったが、迎撃戦闘機型を優先する必要から1944年中頃開発中止されている。なお、飯山 (2004)によれば中高駆逐機または護衛戦闘機型とされている。敗戦直前には押し寄せるソ連陸軍対抗する必要性から再度30 mm機関砲3門の仕様でTa152C-3にJumo213E-2とMW50搭載するかたちでB-5/R11が試作され、原型機1945年3月または4月完成したが、実戦型生産には至らなかった。Jumo213J(2,240馬力)と4翅プロペラ装備したB-7計画されていた。 Ta152C 主翼切り詰めた中・低高度向けまたは地上攻撃型のBシリーズから、エンジンをDB603E(離昇出力1,800馬力)またはDB603LA(離昇出力1,800馬力)へと変更されタイプこれに伴い空気取り入れ口機首右から左移設された。与圧キャビン搭載されていない武装機首と内翼に計4門の20 mm機関砲、さらに30 mmモーターカノン装備。高度10,000 m付近730 km/h発揮した長谷川 (2007)によればC-1からC-4までが、野原 (2006) / (2009)によればC-1からC-11までが計画または発注されており、1945年3月以降量産が行われる予定だったが、生産原型機3機とC-1型が少数のみ(野原 (2006) / (2009)によれば17機)。飯山 (2004)によれば実戦使用されと言う説は無いと言う説が多い。また、野原 (2009)では、JG301にC-1/R11が2機のみ配備はされたものの、出撃行われなかったようだとしている。 Ta152H-0 Hシリーズアスペクト比の高い主翼を持つ、高々度向け機体最優先開発された。H-0は翼内燃タンク装備しない先行型。 エンジンJumo213E搭載前述したが、Fw190D-9にも搭載されたものがJumo213Aで、これは1段2速過給器離昇1750馬力、高度6,000 mで1,500馬力、高度9,800 mで1,020馬力と言うものであったJumo213E型は過給器2段3速改め圧縮比6.5から8.5大幅に引き上げ離昇出力は1,750馬力従来のままだが高々度性能大きく向上し、高度9,800 mで1,420馬力発揮した。なおJumo213DB603比べ排気量小さいが、回転数馬力稼いでいる。 Ta152H-1 Hシリーズ本格量産機。翼内燃タンク装備エンジンはJumo213EB。Jumo213EGM-1出力増加装置付加したもので緊急出力2,000馬力または2,170馬力発揮無線機改良したH-2のほか、偵察機型のH-10/H-11/H-12も計画されていた。 Ta152E 計画のみ戦闘偵察機型で、Jumo213E搭載。E-0/E-1型はC型と同じ切り詰めた主翼を、E-2型H型と同じ主翼持った偵察には他の型を流用すれば済むと言うこと1945年2月開発中止された。 Ta152S 練習機で、タンデム状に複座化されている。C型ベースのもの、H型ベースのものの2種類があり、1945年4月から生産予定あったようだが、生産されと言う記録はない。

※この「各型の特徴」の解説は、「フォッケウルフ Ta152」の解説の一部です。
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