1750とは? わかりやすく解説

1750

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 03:18 UTC 版)

アルファロメオ・1750/2000」の記事における「1750」の解説

当初アルファロメオ・1750シリーズとして、ベルリーナ(4ドアセダン)・GTV(2ドアクーペ)・スパイダー(2ドア2座オープン)を揃えて登場した。1750の名はエンジン排気量1,779ccに因んでいるが、1800とはせず1750と名乗ったのは、1930年代名車・6C1750にあやかったためである。 1750シリーズ入れ替わり生産中止された6気筒エンジン搭載大型車2600に代わって、ずっと小型ではあるもののアルファロメオトップモデル(モントリオール33ストラダーレのようなスーパースポーツを除く)としての役割を果たすべく登場した構造的におおむね1970年代半ばまで並行生産される1,300~1,600ccクラスジュリアと共通であった車体ベルリーナのみホイールベースが2,350mmに延長されベルトーネデザインによる新しい車体(全長4,390mm・全幅1,565mm)が与えられたが、ウインドウスクリーンをはじめ多くパーツジュリアと共通であったまた、ベルリーナGTVには4灯式ヘッドライト与えられGTVのフロントノーズは従来の「段付き」とは異なる、やがてジュリア系にも採用される新しデザインであったスパイダーのみはジュリア系と全く同じボディ用いていた。 インテリアダッシュボード新しくされ、大きなタコメータースピードメータードライバー正面据え付けられた。GTVシートヘッドレスト埋め込みとなった。 1779ccのエンジンジュリア1600エンジンストロークを82mmから88.5mmに延長したもので、DOHCツインキャブレター付き118馬力ベルリーナ)・122馬力(スパイダーGTV)を発揮したジュリア1600比較すると、最高出力の差はさしたるものではなかったが、レブリミットが7,000rpmから6,000rpmに下げられたことからも明らかなように、低速域での扱いやすさが大い改善され高速クルージング楽に行えるようになっていた。なお排気ガス規制厳しくなりつつあった北米市場での販売車種は1750シリーズのみに絞られSPICA燃料噴射装備された。 増加するパワー対応して、1750にはホイール・タイヤサイズの拡大リアサスペンションへのロールバー追加、そしてブレーキ性能強化施されロードホールディング制動力改善していた。 1970年にはマイナーチェンジ受けてシリーズ2」となり、ブレーキが二系等式となり、従来床から生えていたペダル吊り下げとなった(右ハンドル車従来通り)他、GTVバンパーが細いものに変えられ、フロントウインカーはバンパー上部から車体移された。 1971年にはベルリーナZF3速オートマチック付き追加されたが、シフトショックが大きくギアレシオエンジン特性マッチしておらず性能燃費悪影響大きかったこともあって、生産台数250台前後と極めて少なかった1972年新しいアルフェッタ1.8ベルリーナ及び2000GTV・スパイダーに後を譲って生産中止されるまでに、約10万台のベルリーナ44,269台のGTV生産された。

※この「1750」の解説は、「アルファロメオ・1750/2000」の解説の一部です。
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