司令部・連隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 08:56 UTC 版)
外人部隊司令部 - オーバーニュ駐屯 第1外人連隊 (1er RE) - オーバーニュ駐屯1841年に外人部隊の連隊制の導入によって第2外人歩兵連隊とともに設立された歩兵部隊であったが、1962年に戦闘任務から離れて以来、司令部付の業務部隊となっている。 第2外人歩兵連隊 (2e REI) - ニーム駐屯現在では第1外人連隊が戦闘に従事しないため、戦闘部隊としては外人部隊において最も創設時期の古い部隊である。機械化が進んだ汎用歩兵部隊で、海外派遣の多い外人部隊の中でも特に派遣が多いことで知られる。 第3外人歩兵連隊 (3e REI) - フランス領ギアナ駐屯1915年にアルジェリアにおいて外人行進連隊として設立したものを1945年に改編したもの。ジャングル戦の訓練教育を行っている。 第4外人連隊 (4e RE) - カステルノダリ駐屯当初の設立は1920年であるが、現在の直接のルーツとなるものは、1964年の解散後、1976年に再設置されたもので、下士官、兵士の訓練部隊となっている。 第1外人騎兵連隊 (1er REC) - オランジュ駐屯1921年に設立された部隊であり、現在の主力戦車はAMX-10RCで、主に威力偵察を担当する。 第2外人落下傘連隊 (2e REP) - コルシカ島カルヴィ駐屯1948年に設置された外人落下傘大隊から発展した空挺部隊。1961年の反ドゴールを目的とする将軍達の反乱において、決起に参加した第1外人落下傘連隊が解隊されたのに対し、当時の連隊長の優柔不断な態度によって決起に参加しなかったため、解隊の憂き目を逃れた。フランスの海兵隊や特殊部隊はもとより、同じ外人部隊内でも一目置かれるエリート部隊。24時間以内に世界のどこへでも展開できるといわれている。 偵察戦闘支援中隊(CEA)には、特殊作戦能力を有する空挺コマンド小隊(GCP:Group Command Parachute)が存在する。GCPは連隊長直轄部隊であり、基本的に連隊の先遣部隊として少数で敵地に潜入し、偵察、監視が主要任務である。また特殊作戦や目標追跡等の極秘任務などに投入されこともある。 連隊の編成としては連隊本部付中隊(CCL) 業務中隊(CAS) 偵察戦闘支援中隊(CEA) - 偵察小隊、対戦車小隊、狙撃小隊、空挺コマンド小隊 第1中隊(市街戦) 第2中隊(山岳戦) 第3中隊(潜水、上陸戦) 第4中隊(狙撃・破壊工作) 第5中隊(砂漠戦) 第6中隊(予備役) 2010年のアフガニスタン派遣の作戦では、政府及び軍上層部の予想を遥かに超える功績を挙げ、ISAF総司令官から2010年度の最優秀連隊と称された。 第1外人工兵連隊 (1er REG) - アヴィニョン近郊駐屯現在の直接のルーツとなるものは、1984年に第6外人工兵連隊として設置されたもので、1999年に第2外人工兵連隊の創設にあたって現在の名称になった戦闘工兵部隊。パリ祭の軍事パレードにおける髭を蓄え、革のエプロンを着用して斧を携えた兵士による行進が有名であり、DINOPS(ディノプス)と呼ばれる水中・水上工作専門の特殊部隊が存在する。 第2外人工兵連隊 (2e REG) - アルビオン高地駐屯1999年に新設された山岳工兵部隊。兵舎が市街地から隔離された広大な盆地の真ん中に存在するため、買い物一つするにも非常に不便であるといわれている。 特殊作戦能力を有する山岳コマンド小隊(GCM:Group Command Montagnes)が存在する。
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