単語の発生後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 22:37 UTC 版)
1970年代(昭和45~54年)もしくは1980年代(昭和55年~昭和64年/平成元年) - 「あほ毛」という日本語が、関西地方の美容業界用語として既に存在したという。時期は不特定ながら、「あほ毛」という語の発祥はここにある。 1990年(平成2年)9月下旬か - 漫画系サブカルチャーにおいて最も早く「あほ毛」に言及した可能性のある作品の連載開始。白泉社の少女漫画雑誌『花とゆめ』1990年20号にて、山田南平『久美子 & 慎吾』シリーズの連載が始まる。その後、シリーズ4作目のSTEP UP 119ページにてヒロイン久美子の頭の1本毛を初めて「アホ毛」と呼称する。 1990年代(平成2~11年) - 「あほ毛」が、関西地方の若者言葉として広まっていたことが書籍等で確認できる。 1996年(平成8年)7月26日 - ノベルゲーム『痕』の発売。東浩紀の説(2001年)によれば、当作品で「触角のように跳ねた髪」が描かれたのを皮切りに、漫画系の「あほ毛」の一般化が始まった(※ドリマガの説と相剋)。 1998年(平成10年)5月22日 - アダルトゲーム・ブランド「Studio e.go!」の創設。ゲーム雑誌『ドリマガ』編集部の説によれば、当ブランドのマスコットである「デボスズメ」が、漫画系の「あほ毛」をデザインに採り入れたキャラクターの先駆けになった(※東浩紀の説と相剋)。 2003年(平成15年)2月28日 - 日本にて、感情表現ツールとしても機能する常時具有のアホ毛の登場。青春恋愛アドベンチャーゲーム『マブラヴ』EXTRA編が発売され、重要登場人物の一人「鑑 純夏 かがみ すみか」が、そのような“小道具”を常時有するキャラクターとして、日本(あるいは世界か)で初めて世に出る。 2003年(平成15年)頃 - 「あほ毛」が、関東地方でも一般的な若者言葉として普及していることが確認できる。 2018年(平成30年)2月16日 - 日本にて、「あほ毛抑え」を謳う化粧品の発売。クラシエが、スタイリングシリーズ「いち髪」の新アイテム「ヘアキープ和草スティック」を発売し、あほ毛の予防効果を売りの筆頭に挙げる。ここで製造者が定義したのは「スタイリング時の摩擦で毛髪強度が落ちて切れやすくなることで発生する切れ毛」というものであった。
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