単語の来歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 06:06 UTC 版)
「ギャラリー (美術)」の記事における「単語の来歴」の解説
日本におけるギャラリーという単語は、英語及びフランス語からの音写である場合が多い。ガレリア(galleria)は本来イタリア語で「回廊」を意味する。フィレンツェでコジモ・デ・メディチが自らの邸宅の回廊を市民に開放し、その収蔵品を閲覧させたことから、貴族階級が絵画を知人たちに見せる目的でもつ部屋を意味するようになり、これらの絵画室が公共化されるにつれ「美術館」と同義に使われるようになった。 イタリアのフィレンツェのガレリア・ディ・ウフィツィ(ウフィツィ美術館)、イギリスのロンドンのナショナル・ギャラリー、テート・ギャラリー(テート・ブリテン)などがギャラリーという語を呼称に含む著名な美術館である。なお、日本ではこの用法はあまり見出されない。数少ない例として「東京ステーションギャラリー」「東京オペラシティアートギャラリー」が挙げられる。
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