単語コーナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 16:30 UTC 版)
「カウントダウン (クイズ番組)」の記事における「単語コーナー」の解説
番組の主要なコーナーである単語コーナーでは、一人の参加者が母音、子音で分けられたランダムのアルファベットの山を9つ選び出す。その山は英語学を反映し、ほぼボード・ゲームの「スクラッブル」と同様の枚数の配当になっている。母音、子音と選び具合の調整を参加者がコントロールするが、ルールにより3つの母音と、4つの子音は必要なため、実際は2つのアルファベットしかコントロールできない。1995年までは、「母音は最低3つ」という条件のみしかなかったので、高得点を取った参加者は母音ばかりを選んで相手がほとんど単語を作れないようにすることもあった。 その後クイズ参加者は、30秒で、先ほど選ばれたアルファベットを並べ替えてできるだけ長い単語を考え出す。ひとつのアルファベットは1回ずつしか使えない。「オクスフォード・英語辞典」に書かれた単語のみ許され、その至上の決定権は「辞書の番人」にゆだねられている。初期の頃は、それはオクスフォード大学出版の辞書学者数人によって行われていたが、その後はほとんどスージー・デントが引き受けている。 クイズ参加者の単語としての正当性をチェックするだけでなく、辞書学者は参加者が見つけられなかったような長い単語や、非常に面白い単語を指摘したりする。辞書学者の隣にはゲストが一緒にそれを手伝う。スクラッブル・ゲーム同様、固有名詞、ハイフン付きの語、短縮語は許されていない。イギリス英語とアメリカ英語で異なったスペリングの語があれば、イギリス英語のつづりのみ許される。番組のアルファベットの山のアルファベットの配分は英単語の頻度を反映しているため、一部の単語は番組で頻繁に出たりすることもある。特に leotards はあまりに頻繁に出てくるため、それが番組でのジョークのネタにさえなり、番組のオープニングテーマにも出てくる(ちなみに leotards を並び替えると delators ができる)。その他、tangelo/tangelos や goitre/goitred 、painter/pointer/repaint 、9文字の relations と orientals などもある。 より長い単語を見つけた参加者に、1アルファベットにつき1ポイントが与えられ、9文字の場合は特別に2倍の18ポイントとなる。
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