たんご‐りょうかいど〔‐レウカイド〕【単語了解度】
読み方:たんごりょうかいど
⇒了解度
単語了解度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/10 14:51 UTC 版)
単語了解度の評価方法としては、以下の方法が ANSI により標準化され米国でよく用いられている。これらは最初あるいは最後の1音素のみ異なるいくつかの単語を用いて了解度の評価を行う。 Modified Rhyme Test(MRT) 最初あるいは最後の1音素のみ異なる6単語(例:rust, just, dust, must, gust, bust)を組とし、1単語を聞かせて選択させる。 Diagnostic Rhyme Test(DRT) 最初の1音素のみ異なる2つの単語を組とし1単語を聞かせて選択させる。異なる音素は1つの音素特徴のみが異なるもの(例:moot-boot、ジャム-ガム)を使うため、音素特徴別の了解度を評価できる。 また、DRT を最後の1音素で評価できるようにした Diagnostic Alliteration Test(DALT)も考案されている。 DRT で使用される音素特徴としては以下のものがある。 名称概要単語の例Voicing (vocalic-nonvocalic)有声-無声の区別 veal-feel, dense-tense, 才-財(さい-ざい) Nasality (nasal-oral)鼻韻性の有無 moot-boot, 万-番(まん-ばん) Sustention (continuant-interrupted)持続性のある音とそれ以外 vee-bee, sheat-cheat, 箸-菓子(はし-かし) Sibilation (strident-mellow)波形の不規則性に関する分類 sing-thing, ジャム-ガム(じゃむ-がむ) Graveness (grave-acute)抑音と鋭音 weed-reed, 枠-楽(わく-らく) Compactness (compact-diffuse)1フォルマントへのエネルギー集中と分散 key-tea, show-sow, 焼く-沸く(やく-わく)
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