制度・文化
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「スターオーシャンシリーズ」の記事における「制度・文化」の解説
宇宙暦 西暦2090年3月7日に地球で制定された年号。地球連邦 / 銀河連邦の標準年号として使われており、トリラス・バークタイン博士が人類史上初の超光速航法の実験に成功した西暦2087年を基準に制定されている。 英語表記は「SPACE DATE」。略称は「S.D.」。 未開惑星保護条約 ある一定以上の水準に達していない文明に対する接触を厳しく制限した連邦法。宇宙暦12年(西暦2098年)に締結され、未だに文明の発達していない惑星を保護するための条約である。軍人及び民間人問わず、明確なる生命の危機に瀕した場合を除いては、この条約を守ることが義務付けられている。緊急時以外に違反すると連邦評議会にかけられ、終身刑になることもある。 宇宙暦11年、地球初の宇宙探査船3号機カルナスの船長であるエッジは数々の体験と失敗がこの条約成立の礎となった。「ミッシングプロシージャ(MP)」 と呼ばれる存在は生命の異常進化を強制させ、最終的に極度に均一化した宇宙を作ろうとした。ミッシングプロシージャに進化を強いられたカルディアノン人はわずか200年で原始時代から宇宙開拓時代へと急速進化したのち、結局は自滅する。その際に正気を失ったカルディアノン人は中世レベル文明の惑星レムリックを強襲し、多くのレムリック人が犠牲になった。また、並行宇宙の20世紀の地球(アナザーアース)に物質・反物質反応炉を制御するエリサリチウム結晶を与えてしまい、結果としてアナザーアースは消滅してしまう。 ミッシングプロシージャによる地球侵攻をからくも食い止めたが、自身の失敗体験もあり、手に余るオーバーテクノロジーを与えられた文明は悲劇を生むという結論に達した。 漫画版では、技術を与えてしまったことにより力をつけた惑星との間に戦争が起きたことがあったとされている。先進惑星 主に地球連邦 / 銀河連邦に加盟している惑星。また、非加盟でありながら作品時点で地球の文明水準を遥かに凌駕している惑星もここに属する。 監視惑星 その文明の代表とされる一部の者達以外への接触が禁止されている惑星。2次接触(先進惑星の住民だと気付かれない程度)までは許されている。 未開惑星 その文明への一切の接触が禁止されている惑星。基本的に20世紀末時点での地球の文明水準にすら達していない惑星であることが多い。 作中では、主人公達が成り行き上この条約を破ることがしばしばあり、ロークやエクスペルなどはその影響によって急速に文明が発達し、短い年月で先進惑星の仲間入りを果たす結果となっているが、このことによるペナルティの描写は今のところない。 セクター 宇宙空間における場所を定義するために作られた区分。各区画の底面を正六角形とした角柱とし、規則正しく組み合わせることによって、銀河系を合計25個(中心部は厚みを持っているので、それも含めると39個)の区画に等しく分割する。 銀河系中心部を「セクターο」とし、この「セクターο」の中心点から宇宙の中心とを結んだ直線を描いて、その直線から順番に渦巻きを描くように「セクターα」、「セクターβ」と呼び表す。なお、厚みのある区画は上区画を+、下区画を-とし、各区画名の最後に±を付け加えて表す。 主な惑星では、地球・ローク・エクスペル・エナジーネーデ等はセクターθ、テトラジェネシスはセクターη、レゾニア・バンデーン等はセクターγに位置する。 オーパーツ 正式名称は「Out Of Place Artifacts」。その惑星の文明水準から考えて、絶対そこにあるべきでない発見物のこと。また、作品時点で地球の科学力では絶対に解析不可能である技術も含まれる。未開惑星にはオーパーツが必ずと言っていいほど1つ存在していることが多い。 星の船 未開惑星の住民にとっての宇宙船の呼び名であり、銀河系共通となっている。
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