九州倭国の大陸との交流とは? わかりやすく解説

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九州倭国の大陸との交流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:52 UTC 版)

九州王朝説」の記事における「九州倭国の大陸との交流」の解説

漢代から代々朝貢していたのは九州大王であり、日本列島代表して大陸交流交戦していたのも九州倭国だったという主張がある。 広開土王碑、『三国史記』等の倭・倭人関連の朝鮮文献『日本書紀』によれば、倭は百済同盟した366年から「白村江の戦い663年)」までの約300年間、ほぼ4年1回割合頻繁に朝鮮半島出兵している。通信手段未発達古代にあって朝鮮半島で戦うには、司令部前線近く北部九州に置かなければ戦闘に間に合う適切な判断指示下せない可能性がある。政治祭事軍事未分化の時代、王は司令部のある北部九州常駐することとなった可能性がある。そこで、ヤマト王権とは別の倭王北部九州常駐し、そこに倭の首都があったことになる、ということ仮定する。 倭は長い交流通じて隋・唐社会制度文化外交儀礼に詳しいはずなのに、初期遣隋使派遣では、畿内日本外交儀礼疎く国書持たず遣使したとされる。更に遣隋使遣唐使とこれに随伴し留学生達によって、畿内地方に唐の社会制度文化多く初め直接伝えられたとされていることから、遣隋使遣唐使以前畿内地方には隋・唐社会制度文化は殆ど伝わっておらず、九州倭と畿内日本とは明らかに別物であると仮定できる。『新唐書』日本伝では「開皇年間581年600年)の末に初め日本国は隋と国交開始した。」と記しており遣隋使遣唐使畿内日本隋・唐の初の直接交流である。 5世紀倭の五王12回も中国南朝朝貢し、朝鮮半島で数世紀亘って継続的な戦闘続け、「白村江の戦い」では約1千隻の軍船数万軍勢派遣し唐の水軍大海戦を行うなど、高い航海術渡海能力有していたと考えられるが、この倭国軍比べヤマト王権派遣した遣唐使船の航海成功率50%程度しかない。これも王朝交代し航海技術断絶した為であると仮定する。ただしこれは倭の五王100%に近い航海成功率であったことが前提であり、説として極めて稚拙である。

※この「九州倭国の大陸との交流」の解説は、「九州王朝説」の解説の一部です。
「九州倭国の大陸との交流」を含む「九州王朝説」の記事については、「九州王朝説」の概要を参照ください。

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