初期の実装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:54 UTC 版)
CSMA/CD 初期イーサネットを特徴づけるものとして採用された制御方式。複数の端末を1本の共有バスで接続するバス型構成では、1つの端末からの送出信号はバス上の全端末へ届き、信号内容に応じて必要な端末のみがそれを処理する。複数の端末がほぼ同時に送信するとバス上の信号を正しく読み取れなくなる。これを衝突(コリジョン)と呼び、CSMA/CDではバス上の衝突検出時に送信を中断し待機後にフレームを再送することで対応している。 衝突ドメイン(コリジョン・ドメイン、コリジョン・セグメント、レイヤー1・セグメントとも) バス上を同じデータが到達するネットワーク範囲。衝突検出の物理的な制約によって最大伝送路長が規定されている。機器間の距離が規定より長い場合、データリンクを確立できない可能性がある。 規定以上の長さの伝送路が必要な場合はリピータまたはリピータハブ(多ポートのリピータ)により延長することができる。さらにブリッジやスイッチングハブ(多ポート化のブリッジ)の登場により衝突ドメインの分断が可能となった。 全二重通信と半二重通信 全二重通信: 1つの伝送路上の端末間で、常時、送信と受信が同時に可能なもの。電話などが該当する。 半二重通信: 各端末が送信か受信のどちらか一方を切り替えながらでしか行えないもの。CSMA/CDが該当する。 端末やネットワーク機器が自分の発した信号さえ把握していれば、受信信号から送信信号(とノイズ)だけをフィルタすることは可能であり、伝送信号の反射成分を消し去るエコーキャンセラ技術によって全二重通信が可能となった。端末とスイッチングハブとの接続のみで構成される全二重通信のイーサネットが主流となってからは衝突が発生しなくなり、CSMA/CDは廃れている。
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初期の実装
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Shift_JISはマイクロソフトのMS-DOSに「MS漢字コード」(および後のMicrosoftコードページ932)、デジタルリサーチのCP/M-86に「SJC-26」として採用された。両者はほぼ同じだが、全角スペースの扱いに違いがある。全角スペースにMS-DOSは814016を割り当てているが、CP/M-86は半角スペース2文字分と同等の202016を割り当てている。CP/M-86での実装は文字列からスペースを探索する処理が簡単になるというプログラミング上の利点があった。一方、MS-DOSは全角スペースに別のコードを割り当てることで、半角入力モードでスペースキーが2回押されたのか、全角入力モードでスペースキーが1回だけ押されたのかをプログラムが判別できるようにした。これは当時のアプリケーションソフト(Multiplanなど)でメニュー選択にスペースキーを使用していたためであった。また、プリンターでは全角スペースと半角スペースの幅の比が2対1でない場合があるため、スペースの区別は帳票設計に影響があった。
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