分譲開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 00:23 UTC 版)
計画用地は市街化調整区域に指定されていたが、建設省、宮城県および東北農政局との意見調整の末、1973年(昭和47年)3月に開発許可が下り、6月7日に起工式が行われた。分譲事業は、50区画の更地販売を第一弾として、1974年(昭和49年)9月にスタートを切り、宅地分譲にあたっては一般ユーザーに対する更地販売や建売分譲のほか、住宅メーカーへの卸を行い、同年度は総数287区画の分譲を行った。入居は1975年(昭和50年)8月から始まり、最初の1、2年はオイルショックの影響を受けたのに加え、街としての機能も緒についたばかりであったことから、期待どおりには入居者は増えなかった。しかし、同年10月に高森ショッピングプラザ内にスーパーマーケットがオープン、翌年4月第1期全工区が竣工するとともに仙台市営バスの乗り入れが開始され、1977年(昭和52年)4月高森小学校、78年4月に高森明泉幼稚園が開園するなど、街の機能が順次整備されていき、同年10月、入居者は300世帯に達した。その後も入居は着実に進み、1980年(昭和55年)12月に第2期寺岡地区(第4住区)への入居が始まるまで、年間150~200世帯が増加していき、1997年(平成9年)には紫山地区(第5住区)の分譲が開始されるに至った。 2018年(平成30年)11月中旬から、最後の開発区域となる寺岡・紫山地区の西隣接地にあたる根白石地区(第6住区・約148万m2)の造成工事が着手され、2022年(令和4年)春以降、一戸建て用の宅地1965区画の分譲が開始される予定である。第5住区までは三菱地所グループが単独で事業を進めてきたが、第6住区はパナソニックホームズ、関電不動産開発との3社で共同開発に取り組む。パナソニックグループは太陽光パネルや蓄電池などを導入したスマートタウンに力を入れており、第6住区ではエネルギー、健康、安心・安全、交通・物流の4分野で社会課題解決型のまちづくりを目指すという。 なお、泉市は1988年(昭和63年)3月1日に仙台市に編入合併され、1989年(平成元年)4月1日、仙台市の政令指定都市移行と同時に旧泉市は泉区となった。
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