共通仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 13:40 UTC 版)
サイズ 直径64 mm・厚さ1.2 mmのディスクが縦68 mm、横72 mm、厚さ5 mmのカートリッジに封入された構造になっている。このためディスクに傷や埃が付きにくい。また成人の掌に収まるサイズであり、12 cmのコンパクトディスク(以下、CD)と比較して持ち運びしやすく取り扱いが容易である。 TOC 曲情報はTOC(Table Of Contents)領域に書き込まれる。音楽データ以外に曲名などの文字情報の記録や編集、録音日時の記録などが可能である。TOCは0から31までの32セクタが存在するが、実際に使用されているのは0から4までの5セクタのみである。なお1992年のMDレコーダー発売当初からセクタ1および4の表示に完全に対応してはいなかった。「MDレコーダー#文字入力」も参照 セクタ0 - ディスクのパラメータ情報、トラックのアドレス情報、記録可能領域の登録。このセクタにコピープロテクト(SCMSおよびHCMS)に関する情報を格納する。 セクタ1 - ディスク名、トラック名が半角カタカナと英数字がJIS X 0201で記録される。 セクタ2 - 日時情報が記録される。セクタ2の対応機器は主に生録が可能なもの、特にポータブルMDレコーダーに多い。 セクタ3 - 再生専用MDでのみ使用され、CDと同じようにディスクのバーコードや国際標準レコーディングコード(International Standard Recording Code, ISRC)が記録される。 セクタ4 - ディスク名、トラック名が漢字やひらがながシフトJISで記録される。 読み取り方法 CDと同様に780 nmの赤外線レーザーを、変調方式はEFMを使用する。誤り検出訂正はCDのCIRCと異なり、ACIRC(Advanced Cross Interleaved Reed-Solomon Code)を採用している。 音声圧縮 ソニーが開発したATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)符号化方式で音声の非可逆圧縮が行われる。 ATRACは音声データを約1/5に圧縮するが、それは以下の計算による。1フレームは512サンプル÷44,100 kHzでステレオは約11.61 ms、モノラルも約11.61 ms 1グループは2フレームでステレオは約11.61 ms、モノラルは約23.22 ms 1セクタは5.5グループでステレオは約63.855 ms、モノラルは約127.71 ms 1クラスタは36セクタで、そのうち音声データは32セクタ。よって32セクタでステレオは約2,043.36 ms、モノラルは約4,086.72 msとなる。 一方でCDの1セクタは1/75フレームであり、75フレームで1秒であるため、1セクタは約13.333 msとなり、32セクタで約426.656 msとなる。結果2,043.36÷426.656より、圧縮倍率は約1/4.7892、つまり小数点以下を四捨五入した1/5となる。80分録音用MDの容量は177 MBであるが、この圧縮技術によって80分CDの1/5の容量で80分CDと同時間分の音声データを収録できる。
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共通仕様
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「リトルダンサー (路面電車)」の記事における「共通仕様」の解説
シーメンス社製のコンビーノシリーズや日本製のJTRAM等の超低床車両に使われている車軸のない独立車輪式台車ではなく、従来型の軸付き車輪の台車を用いることによって安定した走行性能を確保すると共に、いわゆる交通バリアフリー法や軌道法に準拠した設計としている。車両に使用されている部品はすべて日本製である。複雑な駆動方式を用いていないため、在来の路面電車車両に近い保守が可能である。
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