作戦行動の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 09:45 UTC 版)
1日目: 2011年3月21日 3月21日に4機のCF-18ホーネット戦闘機と2機のCC-150ポラリス空中給油機はトラーパニ・ビルジ空港 (en) からリビアにおける最初の作戦行動は爆撃実行部隊とともにその護衛を行なうものだった。また、カナダ軍部隊は次の夜には爆撃に参加する予定となっていた。また、シャーロットタウンはリビア北方海域でカッザーフィー側に対する禁輸を実施するためにパトロールを開始した。 2日目: 2011年3月22日 3月22日に2機のCF-18が再び作戦任務に就いた。けれども、カッザーフィー側の飛行場を攻撃する計画は多くの民間人を巻き添えにする可能性が高く、戦闘に関する厳格な規則に反することとなるため放棄された。2日目の任務でCC-150空中給油機はカナダ軍機だけでなく、他の多国籍軍機にも給油を行なった。 3日目: 2011年3月23日 3日目に今回のリビアにおける軍事行動でカナダ軍機が初めて爆撃を行なった。4機のCF-18がミスラタの弾薬庫に対し2機のCC-150ポラリス空中給油機の支援を受けながら、4発の227kg(500ポンド)のペイブウェイレーザー誘導爆弾を投下した。別の情報では、シャーロットタウンの乗組員は艦隊勤務の訓練と撃墜されたパイロットの捜索、救助訓練を行なっているとジョン・ニュートン カナダ統合軍海上軍司令長官が発表した。 4日目: 2011年3月24日 2機のCF-18が2つのリビア上空のパトロール空域で航空阻止攻撃を行なった。CC-150ポラリス1機はカナダ軍機及び他の多国籍軍機に対する給油任務の一端を担った。カナダは国連のリビアに対する武器禁輸措置を支援する目的で、海上監視任務のため2機のCP-140オーロラを派遣すると、国防相ピーター・マッケイが発表した。カナダ軍はさらに80名の人員をグリーンウッド基地の第14航空団とコモックス基地の第19航空団から派遣した。 5日目: 2011年3月25日 2機のCF-18が出撃し、ミスラタ付近の電子戦のサイトに対し精密誘導爆弾を数発投下した。2機のCC-150がカナダ軍機及び他の多国籍軍機に対する給油任務の一端を担った。シャーロットタウンはリビア北方海域の地中海においてパトロールを続け、難民の乗る遭難船の調査を行なっている。 7日目: 2011年3月27日 日曜日に、ミスラタ南方92kmにある第二の弾薬庫が4機のCF-18によって破壊された。この作戦は20機の他の多国籍軍機と共同で行なわれたものであった。 8日目: 2011年3月28日 カナダから派遣された2機のCP-140 オーロラのうちの1機が最初の哨戒任務を行なった。 9日目: 2011年3月29日 火曜日、2機のCF-18が反カッザーフィ軍を支援する目的でミスラタ近郊の目標に対し攻撃を行なった。 13日目: 2011年3月31日 3月31日06:00(GMT)から、NATOは合衆国アフリカ軍からリビア空域での作戦指揮も移譲され、ユニファイド・プロテクター作戦に統合された。
※この「作戦行動の概要」の解説は、「モバイル作戦」の解説の一部です。
「作戦行動の概要」を含む「モバイル作戦」の記事については、「モバイル作戦」の概要を参照ください。
- 作戦行動の概要のページへのリンク