フランスの参戦 1778年とは? わかりやすく解説

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フランスの参戦 1778年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 17:21 UTC 版)

アメリカ独立戦争の海軍作戦行動」の記事における「フランスの参戦 1778年」の解説

アメリカ独立戦争におけるフランス参照アメリカとその同盟軍、およびイギリス軍戦列艦数年フランススペインオランダアメリカ同盟軍合計イギリス1778 52 - - 0 52 66 1779 63 58 - 0 121 90 1780 69 48 - 0 117 95 1781 70 54 13 0 137 94 1782 73 54 19 0 146 94 ベンジャミン・フランクリンフランス参戦する前に1年以上フランス滞在していた。サラトガでのイギリス軍降伏続いて1778年フランス参戦したフランスそれ以前からアメリカ私掠船陸軍には密かに援助行っていた。英仏関係危機瀕した3月イギリス大使ストーモント卿がパリから呼び戻されたが、どちらの艦隊準備ができておらず、実際に戦闘起こったのは7月だった。 フランス政府イギリスよりはいくぶん準備ができていた。4月13日デスタン伯爵指揮12隻の戦列艦と4隻のフリゲートトゥーロン港からアメリカ向けて出港したジブラルタル海峡何の抵抗もなく5月16日通過したが、乗組員未熟さと、捕獲賞金獲得のために時間を費やすという彼自身ミスのために遅れを生じデラウェア川河口着いたのは7月8日だった。 フランス政府には3つの目標があった。大陸軍援助すること、西インド諸島からイギリス軍排除すること、そしてイギリス海軍主力イギリス海峡引きつけること、である。そのために、第2のより強力な艦隊がドルヴィリュー伯爵ルイ・ジローの指揮ブレスト港で出港準備始めたイギリス政府ジブラルタル海峡支配当面無視することとし6月9日ジョン・バイロン提督13隻の戦列艦とともにプリマスから出港させた。アメリカではウィリアム・ハウ将軍の兄リチャード・ハウ提督待ち受けていた。イギリス海軍オーガスタス・ケッペル指揮下の西部戦隊呼ばれる力部隊を本国集めたケッペル6月から予備的な巡航開始し7月27日、ついにブレスト沖でドルヴィリュー伯の戦隊海戦及んだウェサン島の海戦)。戦力はほぼ等しかった戦闘決着着かず互いに砲火交わしながら航過しただけに終わった。これについてイギリス軍首脳の間に政治的な意見の相違から激し議論持ち上がりケッペル部下戦隊指揮官の2件の軍法会議開かれた結果双方とも無罪となったその後ケッペル司令官辞任した。これは海軍統率には大きな痛手であったヨーロッパ海域ではこれ以上特記すべき事件はなかった。 デスタン艦隊接近知らせは、アメリカ海岸部において、イギリス軍の指揮官が1778年6月18日フィラデルフィア放棄する動きつながったリチャード・ハウは9隻の小型戦列艦からなる彼の部隊集結させ、6月29日ニュージャージー植民地サンディフック出港し7月11日デスタン動き掴んだフランス提督敢えて海戦挑もうとはせず、7月22日には大陸軍協力してロードアイランド植民地イギリス軍排除する方向動いたロードアイランドの戦い)。ハウ僅かな増援受けた後にフランス戦隊を追おうとしたフランス提督ロードアイランドニューポート停泊しており、ハウ戦隊向かおうとしたが嵐のために遭遇は叶わなかった。デスタン8月21日ボストン向かったハウ結局バイロン援助受けられなかった。装備の十分でなかったバイロン艦隊7月3日暴風中部大西洋上に散り散りになっていたためである。彼の艦隊9月にようやく目的地着いたハウ7月25日辞任しバイロン交替した

※この「フランスの参戦 1778年」の解説は、「アメリカ独立戦争の海軍作戦行動」の解説の一部です。
「フランスの参戦 1778年」を含む「アメリカ独立戦争の海軍作戦行動」の記事については、「アメリカ独立戦争の海軍作戦行動」の概要を参照ください。

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