企画の成立と変遷とは? わかりやすく解説

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企画の成立と変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 08:16 UTC 版)

与謝野晶子訳源氏物語」の記事における「企画の成立と変遷」の解説

金尾種次によれば、この与謝野晶子による現代語訳源氏物語企画金尾種次郎の側から持ちけたものであり、「上巻発行2、3年前」に金尾種次郎が内田魯庵宅を訪れた際に突然決まったのであるこの間1911年明治44年2月四女智子1913年大正2年4月に四男アウキュスト(後の昱)という二人の子出産しており、1912年明治45年5月には前年11月パリへ赴いた夫寛を追って洋行し同年10月帰国するという状況にあったため、中巻晶子欧州滞在中の1912年明治45年6月刊行となった

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与謝野晶子訳源氏物語」の記事における「企画の成立と変遷」の解説

1932年昭和7年)この翻訳思い立ったとされる。その理由としては前の翻訳新訳源氏物語」が抄訳であることなど不十分であると思われたことなどがあげられている。唯一与謝野晶子生前刊行され与謝野晶子自身がその編集関与した与謝野晶子全集』である改造社版『与謝野晶子全集』全13巻1933年昭和8年9月刊行開始され1934年昭和9年8月完結した。が、「新新訳源氏物語」は当初この全集の増巻として刊行することを考えていたらしく、1934年昭和9年12月発行の『冬柏第5巻第1号において同全集の増巻として「新新訳源氏物語」の刊行予告されている。 1935年昭和10年)に入って与謝野寛が病に倒れた後も晶子病床の夫の側で看病傍ら書き進められいたものの、1935年昭和10年3月26日に夫与謝野鉄幹62歳で死去してしまったことにより、このとき橋姫まで書き上げ若菜まで清書完了していたとされる新々訳の原稿は約2年放置されることになった1936年昭和11年になって新訳源氏物語」を刊行した金尾文淵堂と「新新訳源氏物語」の刊行について話をしたことにより、1937年昭和12年秋に執筆再開したこのようにして1938年昭和13年10月になって第1巻刊行にたどり着いたその後1939年昭和14年7月6日脱稿1939年昭和14年9月第6巻最終巻)が刊行された。 1939年昭和14年10月には完結記念した完成祝賀会上野精養軒において開催されたりしたものの、同時期に刊行され谷崎潤一郎訳源氏物語歴史ある大出版社である中央公論社から出版され多くメディアで大々的宣伝繰り広げたに対して金尾による個人事業性格の強い「金尾文淵堂」から出版され与謝野源氏派手な宣伝活動を行うことが出来ず朝日新聞毎日新聞1回ずつ小さな広告出しただけであったこのような状況の下で与謝野家の子供たちは谷崎源氏派手な広告晶子目に触れることを避けようとしていた思い出語っている。このような宣伝活動少なさからせっかくの改訳単なる新訳再版であると思われることもしばしばであったという。その結果おそらく一千程度しか売れなかったであろうとされ、晶子自身小林天眠への手紙の中で「死後にでも売れ申すべしと期し居り候」と書き送っている、

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