完成祝賀会
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1888年(明治21年)2月3日、聖書翻訳完成祝賀会が新栄教会で行われた。 J・C・ヘボンが司会を務め、C・M・ウィリアムスの詩篇19篇の朗読で始まる。今度は、本多庸一が日本語で読むジェームス・ウィリアムズによる祈祷、伊勢時雄の挨拶があった。 ヘボンとフルベッキにより翻訳の沿革が語られた。ヘボンは新約聖書の完成祝賀会の時と同じく、翻訳作業の経緯を述べ、特に松山高吉と高橋五郎の2人の旧新約聖書を通した文体の統一の貢献を高く評価した。スピーチが終わるとヘボンがは新約聖書と旧約聖書のとをそれぞれの手に持ち、うやうやしく重ねて机上に置いた。 その後、コクランと稲垣信による感謝演説があり、最後に奥野昌綱の感謝の祈祷とソーパーの祝祷で終わった。
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