介入部隊
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ベルギー ペーター・デ・クレーム国防相はベルギー航空構成部隊からF-16戦闘機6機が参加していると述べる。また、必要に応じて掃海艇「M 923 ナルシス(BNS Narcis)」を海域に派遣する。ステフェン・ファンアッケレ外相によると議会の過半数が作戦を支持した。 カナダ カナダ空軍からはモバイル作戦下でリビア地域にCF-18戦闘機6機と要員140人を展開した。ハリファックス級フリゲート「FFH 339 シャーロットタウン」は海上での作戦に参加している。 デンマーク ギッテ・リレルンド・ベック国防相はデンマーク空軍からはF-16戦闘機6機と輸送機、地上整備員を派遣すると発表した。3月19日にデンマーク議会は飛行禁止空域強化のために戦闘機の派遣について満場一致で可決した。 フランス フランス空軍からはラファール戦闘機とミラージュ戦闘機が一斉攻撃に参加し、フランス海軍は駆逐艦「D 620 フォルバン」と「D 615 ジャン・バール」が作戦に参加している。空母「R 91 シャルル・ド・ゴール」はリビア沿海域に空母打撃群(空母1隻を基幹とする4隻ないし5隻の支援艦艇で編成される)を編成して空爆作戦に向かう。 ギリシャ ギリシャ軍からはF-16戦闘機4機、フリゲート2隻およびR-99警戒管制機。 イタリア フランコ・フラッティーニ外相はイタリアの航空機が国連の作戦に参加すると発表する。アメリカ国防総省によるとイタリア海軍からは艦艇11隻が第一次攻撃に参加している。 NATOが運用するE-3空中警戒管制機は地中海上空にてリビア空域の監視に当たる。 オランダ オランダ空軍はF-16戦闘機6機とKDC-10空中給油機を提供する予定で、その内F-16戦闘機4機が作戦に投入され、2機は予備機として運用される。これらの戦闘行動に関する航空機配備はオランダ首相が先行して判断し、事後は国会にて承認を必要とする。オランダ海軍からは海上封鎖任務を実施するためにトリパルタイト級機雷掃討艇「M853 ハールレム」の展開を終えている。 ノルウェー イェンス・ストルテンベルク首相はノルウェー空軍からF-16戦闘機6機とP-3海上哨戒機を作戦に参加させたと発表する。首相は他にも人道援助にも参加すると述べている。 カタール カタール軍からはミラージュ2000-5EDA戦闘機を4機ないし6機を派遣する。3月25日にミラージュ戦闘機2機が監視任務にアラブ諸国から初参加した。 ルーマニア ルーマニア海軍からはフリゲート「F221 レジェーレ・フェルディナンド」が海上封鎖作戦に参加している。 スペイン ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相はスペイン軍からF/A-18戦闘機4機、空中給油機1機、CN-235 MPA海上哨戒機1機、フリゲート「F-104 メンデス・ヌニェス」および潜水艦「S 74 トラモンターナ」を派遣したと伝えた。 トルコ 3月24日にトルコ国会は武器禁輸措置の監視作戦のためにフリゲート4隻、潜水艦1隻、補助艦1隻をリビア沖に派遣することを承認した。戦闘機については未定。 UAE アラブ首長国連邦軍からはF-16戦闘機とミラージュ2000-9戦闘機の混成24機を派遣したと伝える。3月24日にアブドラ外相はF-16戦闘機とミラージュ戦闘機合計12機を派遣したと発表、数日以内に監視任務を開始する予定。 イギリス デーヴィッド・キャメロン首相は3月18日にイギリス空軍からタイフーン戦闘機とトーネード IDS攻撃機、空中偵察機および監視機を参加させたと発表する。3月20日時点でイギリス海軍は巡航ミサイル発射プラットフォームとしてトラファルガー級原子力潜水艦「S 93 トライアンフ」が、海上封鎖に「F 237 ウェストミンスター」と「F 85 カンバーランド」が参加している。イギリス空軍はキプロス基地と英国本土の飛行場から多数の作戦機が作戦を実施している。 アメリカ合衆国 アメリカ海軍は艦艇11隻を展開させており、強襲揚陸艦「LHD-3 キアサージ」とドック型輸送揚陸艦「LPD-15 ポンセ」、駆逐艦「DDG-52 バリー」と「DDG-55 スタウト」、攻撃型原子力潜水艦「SSN-719 プロビデンス」と「SSN-756 スクラントン」、巡航ミサイル潜水艦「SSGN-728 フロリダ」および指揮艦「LCC-20 マウント・ホイットニー」から成る。航空機はB-2爆撃機3機と機数不明の各種戦闘機がリビア上空に展開している。
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