主な登場国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 09:35 UTC 版)
日本国 突如として地球から国ごと転移してきた転移国家。西暦2015年1月の地球から転移した。ロデニウス大陸の北、フィルアデス大陸の東に位置している。 転移直後は数々の混乱に見舞われ、全ての人工衛星が消失してしまったほか、諸外国との連絡が途絶えたことで外資系企業が軒並み倒産。さらに輸出入も断絶したため、もともと食料自給率とエネルギー自給率が低かったために食糧危機、エネルギー危機などの問題に直面。またコーヒーなどの輸入に頼っていた物資の不足、外国製LSIの輸入断絶による携帯電話やスマートフォンなどの超貴重品化・高騰化など、さまざまな問題が発生している。 しかし転移後に国交を締結したクワ・トイネ公国、クイラ王国からの物資輸入で何とか食料不足と資源不足の危機を離脱。経済的混乱も起きていたが、こちらは日本経済の内需割合がもともと高かったため、輸出入再開後に沈静化した。その後は諸外国との技術格差を生かしてインフラや自動車などの輸出を拡大。これが成功して経済はV字回復しており、特に後述のムー国との国交締結後には、かのバブル期をも超えるのではと囁かれるほどの好景気が訪れている。一方で造船業などの分野で発注が殺到しており、過労死する者が後を絶たない。 また転移の1年後からは種子島宇宙センターよりH-IIBロケットで人工衛星の打ち上げを開始。転移から4年後までに情報収集衛星、観測衛星、通信衛星、気象衛星、太陽観測衛星、Xバンド防衛通信衛星などを打ち上げている。 前述したLSIなどの外国製に頼っていた電子制御部品については、政府主導で大手企業に出資する形で、(ライセンスによる制約が無いことからコピーも想定内に)研究開発・生産体制を急ピッチで整えることで解決を試みている。 転移してきた当初、異世界の人々からは文明圏外の新興国家と認識されていたが、実際には周辺諸国に対して圧倒的に優越した技術力、国力、人口、さらに陸海空自衛隊を筆頭に、海上保安庁や日本警察など現代兵器を装備した強力な戦力を保有しており、のちに後述のパーパルディア皇国との戦争に勝利してからは東方世界の盟主として認識されるようになる。 しかし異世界の常識に極めて疎く、また周辺との技術格差や常識の違いがあまりにも大きすぎるが故、認識の行き違いや、他国に実力を読み誤れることが多く、これが原因で度々戦乱に巻き込まれている。また魔法の存在しない世界から転移してきたため、魔法文明主体の異世界では数少ない科学文明国であり、国民は魔法を使うことができない。
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