ルールの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 03:01 UTC 版)
「ブルーフォレスト物語」の記事における「ルールの特徴」の解説
ツクダホビー版とゲーム・フィールド版では、背景となる世界は同じであるが、ルールについては大きく変更されている。特に、ゲーム・フィールド版では戦闘解決表・命中部位・必殺技が導入されるなど戦闘に関するルールが一変している。なお、どちらの版でも行動の成否はパーセンテージロールによる行為判定であり、ゲームで使用するダイスは基本的に六面体と十面体である。 ツクダホビー版とゲーム・フィールド版に共通する特徴的なルールとして、「寿命」と「悟り」という2つのものが存在する。 「寿命」はキャラクター作成時に決定され、文字通りそのキャラクターの寿命である。年齢が「寿命」に達した人間と古き民(シュリーウェバ地方で被差別民とされる民族)のキャラクターは必ず死ぬことになる。異種族(妖精族、ナーガ族、闇族、河龍民、翔精族)はキャラクター作成時に決められた寿命を超えても生き続けられるが、呪文やモンスターなどによって寿命が0以下に下げられると死んでしまう。また、異種族は悲しみやショックによって寿命を縮めることがある。人間よりも長寿とされる種族でも老衰による死は避けられない。 「悟り」は特殊な能力値であり、最初1からスタートする。行為判定のパーセント・ロールで「悟り」以下の目が出ればいかなる状況でも行動は成功となり、そのたびに「悟り」の数値は1ずつ増加していく。このため、「悟り」が大きくなるにつれて、どんな難易度が高いアクションであっても容易に成功するようになっていく。しかし「悟り」が70に達した時点でキャラクターは悟りの境地に達し、「亜神」と呼ばれる存在となる、その場で自我を失う、蒸発するように死んでしまう、一輪の花と化す、などの変化によりプレイヤーキャラクターで無くなってしまうのである。「悟り」の数値は泥酔する、犯罪を行う、熟睡するなどの行為を通して下げることもできるが、下げ幅のコントロールはできない。より細かい調整をするには神殿などで瞑想するなどして下げる必要がある。 魔法に関しては、「天呪」「地呪」「霊呪」の三系統のほか、日常のおまじないのような「俗呪」、黒魔法的な「黒呪」が存在し、さらにキャラクターの亜神属性(12柱存在)によって使えるものが制限される「神呪」が存在する。(ex:風王→風系) いわゆるマジックポイントのような概念は無いのでどんな魔法でも使い放題だが、魔法ごとに発動率が設定されており、常に10%の確率で暴発するなど魔法は非常に不安定な力としてデザインされている。 魔法のほかにも聞き耳やスリ、楽器に応急手当、尋問やゴブリン語など、特殊技術としての「特技」が存在し、「特技」を取得している行動はサイコロを振るまでもなく必ず成功する。またゲーム・フィールド版では武器による「必殺技」も追加され、戦士や剣士が活躍する場面が多くなった。
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