パーセンテージロール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 16:13 UTC 版)
下方判定のバリエーション。GMが設定する目標値はパーセンテージで表され、行為判定の結果は1〜100までの値で決定されるというもの。判定の難易度が成功率として直接記されるため、行動の難易度がわかりやすいのが特徴である。 行為判定で1〜100までの値をランダムに出す方法として、10面サイコロを2個使う、または20面サイコロを2個使うのが代表的である。一般的な10面サイコロは5角錐を2個貼り付けたような形をしている。20面サイコロを用いる場合には、11〜20の出目は1の位のみを読んで1〜0(10)として用いる。 ひとつのサイコロは10の位、もうひとつのサイコロを1の位として扱う(つまり、2つのサイコロの出目が、事前に10の位として定めていた方が7、1の位として定めていた方が3ならば「73」として扱う)。また、10の位専用の数字が10,20……,90,00と振られたD10ダイスというもの存在する。 100面サイコロというものも市販されているが、ゴルフボールの様な形状のため止まりにくい、文字が小さいなどの点で実用性は低い。 パーセンテージロールのゲームの中には、キャラクターの能力値がすでにパーセンテージで書かれているものも多い(「【命中率】67%」などといった表記になる)。この場合、GMは判定に使用する能力値を宣言するだけであり、その能力値が判定の目標値になる、GMは行為判定の難易度によって、能力値に対して修正を宣言することがある(目標値に-10して判定、など)。 この方法の最大の利点は、キャラクターがどれくらいの能力を持つのかが直感的にわかると言うことである。 パーセンテージロールの方式を採用しているゲームにはルーンクエストやクトゥルフの呼び声などのベーシック・ロールプレイングシステムや、ロードス島戦記などがある。 また、変形として6面体ダイスを2個用い、11,12,13,14,15,16,21,……,65,66といった具合に変形の6進法で判定を行うシステムもある。
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