メンゼルの「図鑑」
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「ドナルド・メンゼル」の記事における「メンゼルの「図鑑」」の解説
「星座#国際天文学連合による88星座」も参照 天文図鑑 A Field Guide to the Stars and Planets 初版は1975年にハーパーコリンズから発刊後、たちまちベストセラー入りした。改訂版はメンゼルの没後に教え子のジェイ・パサチョフ(英語版)が執筆を受け継いで版を重ねる。定番の図鑑を揃えたピーターソン・シリーズにも収載された。 現代の星座として国際天文学連合が決定した星座は88あり、メンゼルは観測者が位置を覚えやすいように独自の8分類を考案し、初版第4章を当てて発表している。名前や位置がよく知られた星座からほかの星座を探せるように、北斗七星、ペルセウス座、ヘラクレス座、オリオン座を周辺の星座の代表に立ててある。黄道帯には伝統的な星座として黄道十二星座、また水という共通点のある星座を揃えた「天水星座」がある。また南半球の星座を集めたバイエル星座はペトルス・プランシウスが発見したものを元に、ヨハン・バイエルが『ウラノメトリア』により1603年に星図に採用した星座を加えてある。さらにフランスの天文学者が南アフリカのケープタウンで観測し1756年に発表した星表から、「ラカーユ星座」として選んだ。 メンゼルの星表星座名北斗七星 うしかい座、きりん座、りょうけん座、かみのけ座、かんむり座、りゅう座、こじし座、やまねこ座、北斗七星、こぐま座 十二星座 おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座、 ペルセウス アンドロメダ座、ぎょしゃ座、カシオペヤ座、ケフェウス座、くじら座、とかげ座、ペガスス座、ペルセウス座、みなみのさんかく座 ヘラクレス わし座、さいだん座、ケンタウルス座、みなみのかんむり座、からす座、コップ座、みなみじゅうじ座、はくちょう座、ヘラクレス座、うみへび座、おおかみ座、こと座、へびつかい座、や座、たて座、へび座、ろくぶんぎ座、みなみのさんかく座、こぎつね座 オリオン おおいぬ座、こいぬ座、うさぎ座、いっかくじゅう座、オリオン座 天水星座 りゅうこつ座、はと座、いるか座、こうま座、エリダヌス座、みなみのうお座、とも座、らしんばん座、ほ座 バイエル星座 ふうちょう座、カメレオン座、かじき座、つる座、みずへび座、インディアン座、はえ座、くじゃく座、ほうおう座、きょしちょう座、とびうお座 ラカーユ星座 ポンプ座、ちょうこくぐ座、コンパス座、ろ座、とけい座、テーブルさん座、けんびきょう座、じょうぎ座、はちぶんぎ座、がか座、レチクル座、ちょうこくしつ座、ぼうえんきょう座
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