ミハイロフ家の人々、及び関係者とは? わかりやすく解説

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ミハイロフ家の人々、及び関係者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:40 UTC 版)

オルフェウスの窓」の記事における「ミハイロフ家の人々、及び関係者」の解説

ドミートリィ・ミハイロフ アレクセイ異母兄ミハイロフ侯爵家の正妻の子長男であり、侯爵家の跡取りであった1879年生まれ)。 故郷サンクト・ペテルブルク離れモスクワ音楽院学んでいた。のちサンクト・ペテルブルク戻ってからは音楽家として将来嘱望されていたが、革命運動参加し同志たちと共に逮捕され仲間奪還企てる。しかし計画の実行直前に、同志1人で、アルラウネ横恋慕したユーリィ・プレシコフ裏切られ逮捕されアルラウネに弟を託し銃殺刑処された(1900年)。彼は革命運動家の中で伝説的な存在となり、また、弟のアレクセイに対しても、思想のみならず、その精神面において極めて強い影響与えたアルラウネ・フォン・エーゲノルフ 第1部でも登場ミハイロフ兄弟家庭教師をしていたドイツ人エーゲノルフ教授の娘で、ドミートリィの婚約者。共に革命運動従事する同志でもあった(1882年生まれ)。ドミートリィの処刑後は、彼のアレクセイ一人前革命家として教育することを心に誓う。逃亡先のドイツでは、ベーリンガー家の旧宅買い取り革命勢力拠点としていた。ユリウスとも面識があり、その美貌立ち居振る舞いユリウス圧倒した唯一の女性である。カーニバル時に負傷したユリウスの手当てをしたこともある。 革命勢力分裂した後は、メンシェビキ活動家としてレーニンボリシェビキ行動批判するが、成長したアレクセイボリシェヴィキ共鳴して彼女の元を去る。第一次ロシア革命時、アレクセイ追ってモスクワにまでやってくるものの、皮肉にもアレクセイ携わった爆破工作犠牲となって死亡1905年12月)。 ヴァシリーサ・ミハイロヴァ(ミハイロヴァ夫人) ドミートリィ、アレクセイ祖母彼等兄弟父親母親)。 一見気難しく、頑固で厳し性格にも見え庶子であったアレクセイとの初対面時から嫌味言い放つ面もあったが、心の底では二人の孫を大事に思っている。しかし、二人とも兄弟して革命運動関与し皇帝対す反逆の罪に問われてしまったことから、体面上は彼等許していない、という態度を採り続けた一方で、冷たい態度取りながらも、隠れて一人アレクセイの身を案じ涙しまた、アレクセイの子を身ごもったユリウス引き取るなど、陰ながらアレクセイ支え続けた。しかし、アレクセイ横恋慕したシューラが、復讐のため民衆扇動革命騒動のさなか、ミハイロフ邸を襲撃する暴動襲われ民衆の手によって惨殺される。この時も、最後までユリウスの身を案じいち早く逃げるよう示唆していた。 オークネフ ミハイロフ家に昔から仕え執事。 誠実で優しい性格で、特にアレクセイに対しては、ミハイロヴァ夫人捨てられてしまったアレクセイ母の肖像ロケットを、こっそり拾ってアレクセイに渡すなど、邸に引き取られる時点から味方になって温かく見守っていた。アレクセイ亡命によって姿を消したのちも「アレクセイぼっちゃま」と呼び表面上は冷たい態度を採るミハイロヴァ夫人からたしなめられ程に、常にその身を案じていた。ミハイロフ邸が襲撃受けた暴動の際に、ミハイロヴァ夫人とともにその犠牲になった

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