マリモ (不動産)とは? わかりやすく解説

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マリモ (不動産)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 13:41 UTC 版)

株式会社マリモ
MARIMO Co.,Ltd.
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 マリモ
本社所在地 日本
733-0821
広島県広島市西区庚午北1丁目17-23
設立 1970年9月1日
業種 不動産業
法人番号 5240001014672
事業内容 分譲マンション事業、収益不動産事業
代表者

代表取締役会長 深川 真

代表取締役社長 谷本勝秀
資本金 1億円
売上高 58,817百万円(単体・2023年7月)
経常利益 3,564百万円(単体・2023年7月)
従業員数 グループ全体928名(2024年8月1日現在)
決算期 7月
外部リンク https://marimo-ai.co.jp/
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株式会社マリモ(英称:MARIMO Co.,Ltd.)は、日本の不動産会社

概要

設立当初は一級建築士事務所であったが、1992年頃からは分譲マンションの開発・販売が事業の柱となっており、開発・設計・監理から販売業務までを行う。また、2014年より収益不動産事業も手掛け、上場リートのマリモ地方創生リート投資法人のスポンサーでもある。

分譲マンション事業においては、北海道から九州にかけての日本全国で「ポレスター」などのブランド名を付したマンションを手掛けている。特定の地域にこだわらず、首都圏・政令指定都市および人口5 - 30万人の地方都市を進出先とする戦略をとる。近年は、コンパクトマンションブランド「ソルティア」を首都圏・関西圏を中心に展開している。

2005年7月期までの過去4年間で売上高を3倍以上に伸ばし、2005年のマンション年間発売戸数では業界12位[注釈 1]、2006年には業界7位[注釈 1]デベロッパーとなった。2004年から2011年にかけて、8年連続で「発売戸数1,000戸以上」を達成[注釈 1]。2023年は18位[注釈 1]。累計の供給実績は478棟・30,899戸を数える(2024年8月末現在)。

2023年3月に、グループ成長戦略の一環として、グループ内で国内不動産事業を推進しているマリモ・アセットマネジメント株式会社、株式会社GMアソシエ、株式会社マリモ株式会社ハウス、マリモ不動産販売を子会社化。同じく同年3月に、国内不動産事業強化のための戦略として、イオンモール株式会社と資本業務提携を締結している[1]

沿革

  • 1970年昭和45年)9月 - 建築設計監理業務を目的として、株式会社アイ建築設計工務所広島市観音本町1丁目15番15号に設立。
  • 1971年(昭和46年)
    • 2月 - 一級建築設計事務所登録。
    • 12月 - 宅地建物取引業法による宅地建物取引業者として免許を取得(不動産仲介事業を開始)。
  • 1981年(昭和56年)4月 - 株式会社現代総合管理計画研究所を設立(建物管理事業を開始)。
  • 1988年(昭和63年)10月 - 株式会社ゼットプランニング設立(不動産開発事業を開始)。
  • 1990年平成2年)10月 - 自社分譲マンション1棟目「グランドール鳥栖」(佐賀県鳥栖市)竣工。
  • 1992年(平成4年)1月 -「マンション事業化宣言」発動。
  • 1994年(平成6年)8月 - アイ建築設計工務所が、株式会社コトブキ石材、株式会社現代総合管理計画研究所、株式会社モリシタ(ゼットプランニングから商号変更)を吸収合併し、株式会社マリモに商号変更。
  • 2000年(平成12年)9月 - ポレスターシリーズ1棟目・自社分譲マンション28棟目となる「ポレスター松江学園通り」(島根県松江市)分譲開始。
  • 2002年(平成14年)
    • 2月 - 三重県に進出。「ポレスター大谷町」分譲開始。
    • 9月 - 全戸100㎡基準「ポレスターガーデンシティ桑名」分譲開始。
  • 2003年(平成15年)5月 - 長野県に進出。「ポレスターレイクサイド諏訪」分譲開始。
  • 2004年(平成16年)
    • 2月 - 北海道に進出。「ポレスター旭川」分譲開始。
    • 11月 - 中部支店開設。
  • 2005年(平成17年)1月 - 自社分譲マンション100棟目となる「ポレスターステーションシティ桜木町」(埼玉県熊谷市)分譲開始。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月 - CI(コーポレート・アイデンティティ)導入。代表取締役社長に深川真が就任。
    • 7月 - 愛媛県松山市の自社所有地に商業施設の誘致決定を発表。「ザ・タワー新潟」の隣地に商業施設の誘致決定を発表。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月 -「経営理念 マリモウェイ」を制定。
    • 5月 - 自社分譲マンション200棟目となる「ポレスター今市町ブライトコート」(島根県出雲市)分譲開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 1月 - 再生マンションプロジェクト(買取再販事業)開始。
    • 8月 - 中国・上海市に現地法人摩丽茂建筑设计咨询(上海)有限公司設立。
  • 2010年(平成22年)4月 - 市街地再開発事業第1号となる「けやき大通り第一種市街地再開発事業」(和歌山県和歌山市)に参画。
  • 2011年(平成23年)
    • 9月 - 新ブランドフレーズ「Beautiful Basic」発表。
    • 10月 - 東京支店開設。
    • 12月 - 中国江蘇省蘇州市蘇州工業園区におけるマンション開発事業決定。
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)
    • 9月 - 中国江蘇省蘇州市蘇州工事園区において、分譲マンション「北極星花園(ポレスターガーデン)」分譲開始。
    • 11月 - 九州営業所開設(2015年2月、九州支店に昇格)。
  • 2014年(平成26年)
    • 1月 - 収益不動産プロデュース事業本格化。
    • 3月 - 国内賃貸マンション事業開始。
    • 7月 - 自社分譲マンション「グラディス」ブランド1棟目となる「グラディス東京イースト」(東京都中央区)分譲開始。
    • 10月 - フィリピンにMarimo Real Estate Philippines Inc設立。
  • 2015年(平成27年)
    • 6月 - マリモ・アセットマネジメント株式会社設立、株式会社GMアソシエ設立。
    • 8月 - 株式会社プレック(現・マリモハウス)を子会社化、株式会社マリモホールディングス設立。
    • 9月 - 関西支店開設。
    • 10月 - 株式会社マリモコンサルティング設立。株式会社ユーリックホーム(香川県高松市)を子会社化。中国江蘇省蘇州市において、分譲マンション「北極星花園(ポレスターガーデン)」12棟853戸が完売。
  • 2016年(平成28年)
    • 1月 - 新校舎建設を支援したボア中学校(カンボジア)開校。
    • 7月 - スポンサーを務めるマリモ地方創生リート投資法人が、株式会社東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場。
    • 11月 - 持株会社制に移行。株式会社マリモホールディングスが持株会社としてグループ経営を担い、株式会社マリモは事業会社となって事業の執行に特化する。
  • 2017年(平成29年)
    • 1月 - 甲信越支店開設。
    • 5月 - 中国江蘇省蘇州市において、分譲マンション第2プロジェクト「尚雅苑」18棟1,260戸のうち第1期532戸の販売を開始(即月完売)。
    • 11月 - 自社コンパクトマンション「ソルティア」ブランド1棟目となる「ソルティア宮崎」(宮崎県宮崎市)分譲開始。
  • 2018年(平成30年)
    • 1月 - マリモ地方創生リート投資法人が公募増資(PO)を実施。
    • 3月 - 新校舎建設を支援したオウ・アンピル小学校(カンボジア)開校。
    • 6月 - 中国江蘇省蘇州市において、分譲マンション「尚雅苑」第2期728戸の販売を開始(即日完売)。
  • 2019年令和元年)
    • 7月 - 自社リノベーションマンション レスティスブランド1棟目となる「レスティス西宮北口」(兵庫県西宮市)分譲開始。
    • 8月 - マリモ10年ビジョン発表。
    • 9月 - 創立50周年を迎える。
    • 11月 - 女優・モデルの山本舞香をイメージキャラクターに起用した創立50周年記念CMを制作し、全国ネットで放送。
  • 2020年(令和2年)
    • 2月 - 自社分譲マンション400棟目となる「ソルティア新川崎」(神奈川県川崎市幸区)分譲開始。新校舎建設を支援したムアンムエ中学校(ラオス)が開校。
    • 7月 - マリモグループSDGs宣言を策定。グループの新たな経営指標として、マリモ・アクティビティ・ポートフォリオ(MAP)を策定。
    • 9月 - マリモホールディングスが、分譲マンションの企画・開発・販売等を手がける新会社、株式会社マリモデベロップメントを設立。マリモホールディングスが株式会社ココノミを子会社化し、新たなグループ会社となる。
    • 12月- マリモホールディングスが、不動産売買・仲介及びコンサルティングを行う新会社、株式会社マリモ不動産販売を設立。
  • 2021年(令和3年)
    • 1月 - 学生マンション運営プロジェクト第1弾が名古屋市中村区にて事業化。
    • 9月 - 環境衛生事業部を株式会社マリモライフとして分社化。
  • 2022年(令和4年)
    • 3月 - フィリピンにて、アフォーダブルハウジング事業を本格始動。
    • 7月 - 組織改編のため、マリモがマリモデベロップメントを吸収合併し、経営統合。
    • 8月 - 組織改編のため、マリモがマリモコンサルティングを、マリモハウスがユーリックホームをそれぞれ吸収合併し、経営統合。
  • 2023年(令和5年)
    • 3月 - グループ成長戦略の一環として、マリモホールディングスがグループ内の事業を、国内不動産事業、海外不動産事業、非不動産事業の3つに再編。
    内不動産事業を行うマリモ・アセットマネジメント、GMアソシエ、マリモハウスマリモ不動産販売を子会社化。
    国内不動産事業強化のための成長戦略として、イオンモール株式会社と資本業務提携[1]
    • 4月 - 新校舎建設を支援した、プリー・トララック中学校(カンボジア)が開校。
    • 6月 - 自社分譲マンション450棟目となる「ポレスター鶴岡駅前プレミア」(山形県鶴岡市)分譲開始。
  • 2024年(令和6年)8月- 代表取締役会長に深川真が、代表取締役社長に谷本勝秀がそれぞれ就任。

支店等拠点

グループ会社等

  • 株式会社マリモホールディングス

国内不動産事業

  • マリモ・アセットマネジメント株式会社
  • 株式会社GMアソシエ
  • 株式会社マリモハウス
  • 株式会社マリモ不動産販売

海外不動産事業

  • Marimo Global Limited(香港)
  • Marimo Investment Co., Ltd.(中華人民共和国)
  • MARIMO PHILIPPINE HOLDINGS, INC.(フィリピン)

非不動産事業

  • 株式会社マリモソーシャルソリューションズ
  • 株式会社マリモ・グローバル・テクノロジー
  • 株式会社マリモ本草薬膳
  • 株式会社ココノミ
  • 株式会社フィッシュフレンズ
  • 株式会社マリモライフ
  • 株式会社タナベ・マリモファーム
  • 株式会社せともす
  • 株式会社スケールフリーネットワーク
  • 一般社団法人ライフスキルサポート協会

ブランド

グラディス千葉駅前(千葉県千葉市)

マンションブランド

  • ポレスター – 分譲事業のコアになるスタンダードな分譲マンション
  • グラディス – 立地・企画を厳選したハイグレードな分譲マンション
  • ソルティア – 1人・2人家族向けのコンパクト分譲マンション
  • レスティス - リノベーション分譲マンション
  • グランドール - 「ポレスター」シリーズ以前の分譲マンションブランド

賃貸住宅ブランド

  • アルティザ – デザインや機能性にこだわった、都市で快適に暮らすための賃貸マンション
  • ルオーレ – 壁式RC(鉄筋コンクリート)造の投資用都市型賃貸マンション
  • ムーブ – 長い年月が経っても飽きのこない、愛され続ける投資用アパート

収益不動産ブランド

  • エムバランス–オフィスビル
  • エムバランスプラス–リノベーションオフィス
  • エムヴォランテ–商業ビル
  • スターシップ–学生寮

脚注

注釈

  1. ^ a b c d 不動産経済研究所」発表のデータに基づく

出典

  1. ^ a b イオンモール株式会社との資本業務提携について”. 2023年3月28日閲覧。

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