ベニマシコとは? わかりやすく解説

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べに‐ましこ【紅猿子】

読み方:べにましこ

アトリ科全長15センチ。雄は全体紅色帯びた褐色。雌は淡褐色北海道東北繁殖、冬は南へ移動


ベニマシコ

ベニマシコ
ベニマシコ

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紅猿子

読み方:ベニマシコ(benimashiko)

アトリ科

学名 Uragus sibiricus


紅猿子

読み方:ベニマシコ(benimashiko)

アトリ科中、最小美しで、尾が長い

季節

分類 動物


ベニマシコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 10:28 UTC 版)

ベニマシコ
ベニマシコの個体(宮城県登米市)
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: アトリ科 Fringillidae
亜科 : ヒワ亜科 Carduelinae
: ベニマシコ属 Uragus
: ベニマシコ U. sibiricus
学名
Uragus sibiricus
Pallas, 1773
和名
ベニマシコ(紅猿子)
英名
Long-tailed Rosefinch

ベニマシコ(紅猿子、突厥雀[2]Carpodacus sibiricus)は、スズメ目アトリ科ベニマシコ属に分類される鳥類の一種である。また、ベニマシコ属唯一の種でもある。

分布

日本中国カザフスタン北朝鮮韓国ロシアに生息する。

日本では夏鳥として北海道青森県下北半島繁殖し、冬鳥として本州以南へ渡り、越冬する。

生態

Uragus sibiricus

繁殖地では、低木が点在する草原湿原沿いの低木林などで生活する。4-10月に見られる。

平地海岸の藪のある草原や湿原などに繁殖する。 枯れ葉やなどを材料に、形のをつくる。5-7月に淡い褐色に暗色ののあるを3-4個産む。

越冬期は、丘陵縁や草原、河原などで生活する。10-4月に見られる。

食性

繁殖地では、地上や樹上で昆虫などを捕食している。

越冬地ではイネ科タデ科を啄んでいる。

地鳴きは、ピッポッ、ピッポッまたはフィー、フィー。 囀りは、フィー、チリチィチョ、チィチョ。

形態

全長約15 cm、翼開長約21 cm。ほぼスズメと同寸。 は丸みを帯びて短く、肌色をしている。

は全体的に紅赤色を帯び、目先の色は濃い。夏羽は赤みが強くなる。からの上から後頭部にかけて白い。 また、背羽に褐色の斑があり、縦縞に見える。

は全体的に明るい胡桃色で、頭部、喉から脇腹羽毛に黒褐色の斑があり、全体に縞模様があるように見える。

オスの個体。日本 メスの個体。日本 草の実を捕食するメスとオス

名称

学名「Uragus sibiricus」のUragusはギリシャ語で「後衛隊長」、sibiricusはロシア語の「シベリア」の意[3]

和名の「ベニ」(紅)はその名の通り体色がいため。 「マシコ」は猿子と書き、のことで、猿のように顔が赤いため付けられた。この「マシコ」は赤い顔をしているアトリ科の鳥につけられている。

種の保全状況評価

日本の以下の都道府県で、以下のレッドリストの指定を受けている[4]

脚注

  1. ^ IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2. (Uragus sibiricus)” (英語). IUCN. 2012年1月1日閲覧。
  2. ^ 『日本難訓難語大辞典』遊子館、2007年1月。 
  3. ^ 『鳥類図鑑』、138頁。
  4. ^ 日本のレッドデータ検索システム(ベニマシコ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2012年1月1日閲覧。

参考文献

関連項目




固有名詞の分類


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