ベニヒモノキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 13:43 UTC 版)
ベニヒモノキ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ベニヒモノキの花
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Acalypha hispida Burm.f. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ベニヒモノキ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
chenille plant, foxtail |

ベニヒモノキ(別名 ナガボアミガサノキ、学名:Acalypha hispida)はトウダイグサ科エノキグサ属の常緑低木~中木。種小名hispidaは剛毛を意味し、垂れ下がるブラシ状の花序に由来する[1]。英名のchenilleは毛虫、foxtailは狐の尾の意。和名も特徴的な花序の色と形にちなむ[2][3]。
特徴
エノキグサ属の種は一般に葉を鑑賞対象とするが、本種は花を鑑賞する。高さ4 mほど。葉は広卵形で先は尖り、鋸歯縁で互生する。深紅色のひも状の穂状花序を20–50 cmほど伸ばす。花序の長さは成長の度合いにより異なる。周年開花する。園芸品種には葉が赤いドウバベニヒモノキや、花序が乳白色になるシロヒモノキがある[4][5][2][6][7][3][8][1]。
分布
文献により原産地の表記が異なり、西インド諸島[2][6][8][1]、インド[4]~マレー半島[3]~ニューギニア[5]など。POWO[9]ではパプアニューギニアのビスマルク諸島が自生地で、他産地は導入とされる。
生育環境、利用
公園樹、庭園樹、生垣用。枝が柔らかく耐風性は弱いため、植栽場所は注意する。挿し木で繁殖可能[4][5][6][3]。
脚注
参考文献
- 池原直樹「ナガボアミガサノキ」『沖縄植物野外活用図鑑 第1巻 栽培植物と果樹』新星図書出版、1979年。
- 白井祥平『沖縄園芸植物大図鑑』 4巻《熱帯花木》、沖縄教育出版、那覇市、1980年。
- 秋山忍 著「ベニヒモノキ」、岩槻邦男ら監修 編『朝日百科 植物の世界』 4巻、朝日新聞社、東京、1997年、53頁。ISBN 9784023800106。
- 海洋博記念公園管理財団『沖縄の都市緑化植物図鑑』新星出版、那覇市、1997年。 ISBN 9784902193732。
- 原田親『別冊NHK 趣味の園芸 観葉植物と熱帯花木』日本放送出版協会、東京都渋谷区、2002年。 ISBN 4146457610。
- 屋比久壮実『花ごよみ 亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画、2006年。 ISBN 4990191730。
- 平良一男; 新里隆一・仲村康和・松田正則「ナガボアミガサノキ」『沖縄 花めぐり』沖縄都市環境研究会、2009年。
- 沖田原耕作『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。 ISBN 9784909366832。
外部リンク
- ベニヒモノキ 福岡市植物園
- ベニヒモノキ 東山動植物園
- ベニヒモノキ 三河の植物観察
- とよはし百花苑 83.ベニヒモノキ 豊橋総合動植物公園のんほいパーク(愛知県豊橋市)
- ベニヒモノキ 八丈植物公園・八丈ビジターセンター (公財)東京都公園協会
- ベニヒモノキ 富山県中央植物園
- 紅紐の木 (べにひものき) 季節の花300
- ベニヒモノキ GKZ植物事典
「ベニヒモノキ」の例文・使い方・用例・文例
- ベニヒモノキという植物
- ベニヒモノキのページへのリンク