ヘルベルト・フォン・カスペン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:31 UTC 版)
「機動戦士ガンダム MS IGLOOの登場人物」の記事における「ヘルベルト・フォン・カスペン」の解説
声 - 沢木郁也 第603技術試験隊を編入した“カスペン戦闘大隊”を率いるジオン軍人。階級は大佐。左手が義手(自らの意思で動かせる精巧なもの)になっているにも関わらず専用機・ゲルググ(グレー系カラーに塗装され、高機動型のものに似たバックパックと指揮官用ブレードアンテナを装備している)を操っていること、カスタマイズされた将校軍服の着用が許されていること、5つの勲章を授けられていることから、歴戦の優秀な将校であることがわかる。勲章の内訳は、襟に1級ジオン十字章、左袖にルウム戦役シールド、胸に2級ジオン十字章、白兵戦功章、ブリティッシュ作戦功労章。 ジオン独立戦争を聖戦と考えているタカ派的軍人で、感情が高ぶると義手をつかんだり、ギリギリと鳴らす癖がある。自他共に厳しい高潔な軍人であるが、口調や態度は常に居丈高で大仰、自分の意見を述べる際にも余分なことを付け加えないため誤解を招きやすく、それが原因で603技術試験隊内では浮いた存在となり、特にモニク・キャディラックは不快感を露にしている。 第603技術試験隊に来る前は宇宙要塞ソロモンで戦い、ソーラ・システムによって大勢の部下を失った。ドズル・ザビ配下の宇宙攻撃軍所属と思われるが、確定はしていない。オッゴの実戦投入に伴いカスペンは精鋭のパイロット達の赴任を期待していたが、上層部の判断により年少兵が送られ自分の栄光を侮辱されたと激怒する。しかし、のちにエルヴィン・キャデラックの毅然とした態度などから、年少兵らをある程度認めるようになる(ただし、司令部命令でグラナダ宙域に先行出撃させたエルヴィンら第1小隊は初陣でボールを多数撃破する大戦果を挙げるが撃破されて戦死している)。ア・バオア・クー防衛戦では、一番手薄なEフィールドの防衛を命じられた。アバオアクー防衛司令部の命令と友軍艦隊敗走で敗戦の事実を知らされたときは一時現実を認めようとしなかったが、敗走する友軍への追撃を阻止するため、そしてビグ・ラングとオッゴを救援するため、自ら出撃することを決めた。最期は全ての武装を失った自身のゲルググとともに、年少兵が駆るオッゴを庇って壮絶な戦死を遂げる。最高司令部であるギレン総帥を崇拝しておりソーラーレイ発射後は未だ勝機ありと発言し、ソロモンのソーラーシステムの意匠返しをしている(現実のギレンはキシリアに銃殺されているが、カスペン自身はザビ家の内乱暗殺など知る由もなくIGLOOはギレンの演説音声のみ登場し、投降命令もギレンは既に暗殺されていたが「ギレン総帥は何をお考えか」と不満を露わにしている)。
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