ヒッパルコスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 学者・研究者 > 天文学者 > 天文学者 > ヒッパルコスの意味・解説 

ヒッパルコス

分類:人工衛星


名称:ヒッパルコス/High Precision Parallax Collecting Satellite(Hipparcos)
小分類:科学衛星
開発機関・会社:欧州宇宙機関(ESA)
運用機関会社:欧州宇宙機関(ESA)
打ち上げ年月日:1988年8月8日
運用停止年月日:1993年8月15日
打ち上げ国名機関:欧州/欧州宇宙機関(ESA)
打ち上げロケット:アリアン4
打ち上げ場所:ギアナ宇宙センター(GSC)
国際標識番号:1989062B

ヒッパルコスは、欧州宇宙機関1988年打ち上げた天体観測衛星です。この衛星には29cmのシュミット反射望遠鏡搭載され全天恒星写真の撮影行ないました。地上望遠鏡では大気のせいで画像がゆらいでしまいますが、大気のない宇宙空間では非常に鮮明な恒星写真撮影できます。ヒッパルコスはこのメリット活かした天体観測衛星で、この手法はハッブル宇宙望遠鏡へと継続されいきます
ヒッパルコスは約4年間の観測作業で、100万個以上の恒星光度測定12個以上の恒星角運動量測定など非常に多く成果挙げました。この成果は「ヒッパルコス全天星図」などとして刊行され貴重なデータとなってます。

1.どんな形をして、どんな性能持っているの?
直方体ボディを持つ、総重量1.14tの衛星です。口径29cm、焦点距離1.4m、視野0.9×0.9度のシュミット反射望遠鏡搭載されました。

2.どんな目的使用されるの?
大気のないクリア宇宙空間精密な全天恒星図撮影することと、個々恒星光度角運動量測定銀河系の星の固有運動スペクトル分析によって調査することを主な目的としていました

3.宇宙でどんなことをし、今はうなっているの?
ヒッパルコスは、全天を2688に区切り誤差1000分の2〜4秒の写真恒星図撮影完成しました。また100万個以上の恒星光度測定12個以上の恒星角運動量測定1万5千組の2重星発見など多数成果挙げました4年間にESA送られ天文データ総量は、1テラビット(1兆ビット)にも及びます。ヒッパルコスは1993年8月15日に、コンピュータ故障によって通信不能になり、その使命終えました

4.どのように地球を回るの?
静止衛星軌道まで打ち上げられるはずでしたが、ブースター故障で低い高度に止まり周回衛星となりました





ヒッパルコスと同じ種類の言葉


固有名詞の分類

このページでは「スペース百科」からヒッパルコスを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からヒッパルコスを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からヒッパルコスを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヒッパルコス」の関連用語

ヒッパルコスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヒッパルコスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JAXAJAXA
Copyright 2024 Japan Aerospace Exploration Agency

©2024 GRAS Group, Inc.RSS