ナッキーを取り巻く人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 13:50 UTC 版)
「生徒諸君! 最終章・旅立ち」の記事における「ナッキーを取り巻く人々」の解説
野口トビオ(のぐち トビオ) 御園中時代のナッキーの教え子。11歳年下。当時自分が中学だったころ、担任で岩崎と付き合っていたころのナッキーに対して好意をいだき、度々「尚子は俺の女」と公言する。写真専門学校を卒業後は世界各地で子どもの笑顔を撮りつづけていたが、父と同じ戦場カメラマンの道を選ぶ。休暇で帰国するたび若幸田のナッキーの家の2階で居候している。かなり嫉妬深い。初めての戦場で恐怖したあまり、癒しを求めて下宿先の娘・マリナに手を出し肉体関係を結んでしまう。その際、言葉がわからないのに適当に頷いてマリナに愛し合う恋人同士で結婚するという誤解を植えつけてしまうが、逃げるように日本に帰ってきたため、ナッキーの平手をくらう。「尚子とマリナ2人を命かけて守る」と誓い、けじめとして髪を切った。 紆余曲折の末に、12年の時を経てナッキーと結ばれる。結婚や子供を望む心は当然ながらあったのだが、教育にすべてを捧げたいという思いと子供が生まれればその子に溺れて自身すら見失うとのナッキーの心情を汲んでパートナーとして事実婚の立場を受け入れる。女性編集者に肉体関係を結ぶよう脅迫されたり、サイン会で女性ファンにパートナー(尚子)と別れてからでいいから交際して欲しいと迫られることもある。 フィンランドまでナッキーを追っかけたり、そこで彼女に迫ったり、ナッキー帰国後はナッキーの田舎に居候として追いかけたり、かなり強引で積極的である。 ヨアキム 北城学園の英語教師を務めるフィンランド人の男性。ナッキーが教師修業中に友人になった。フィンランド語のほか英語・ドイツ語・ロシア語も操るマルチリンガルである。ナッキーの教育理念に賛同し来日、北城学園の英語教師となる。担当は中等部だが、金田兄妹と準の英語授業も請け負っている。ナッキーの家の2階に下宿している。料理が上手でナッキーの家の台所は彼が担っている。トビオともなんだかんだ言って打ちとける。故国ではアーチェリーのオリンピック強化選手だった。家族は父・伯母と双子の妹。ナッキーに惹かれ友人から恋人に移行したいと北城学園の英語教師になるが、失うことを恐れて恋愛感情を忌避していたナッキーの心に想いは届かず、友人のまま進展できずにいるも楽しく過ごしていた。しかし、次第に仲良くなっていった瀬川に惹かれ、準とともにウィーンへ立つ瀬川にネックレスを贈り告白した。14巻の時点でまだカタカナしか書けない。自身に代わる教師を確保した上で、ウィーンにいる瀬川の近くにいたいと故国フィンランドの教師となるべく学園を去る。 高遠(たかとお) 初登場時32歳。北城グループの顧問弁護士で、ナッキーのブレーンとしてプロジェクトを推し進める。事務所の事務員・亜弥と結婚する。ホテル=ユニオン傘下の「ファミリー&アドベンチャーホテル ホテル若幸田」の支配人になる。 弓岡康介(ゆみおか こうすけ) 高遠とは中学以来のラグビー仲間で腐れ縁。ボサボサの髪が特徴。北城グループのプランナーで、ナッキーのブレーンとしてプロジェクトを推し進める。忙しさにかまけたこともあり結婚しそびれた。下の名前は9巻で判明。誠士の指示でマリナの日本生活を支援して守るようになる(トビオでなくマリナを守ったのは彼)。純粋なマリナに惹かれ交際を申し込み、一度は断られたもののつきあうように。 マリナ トビオが戦地の取材のため下宿していた家の娘。トビオと深い仲になり、彼と結婚しようと追いかけて来日する。トビオが自身の言葉を理解できないと知っていたにも関わらず、SEXして「愛してる」「結婚しましょう」という言葉に彼が頷いたことで婚約者だと思い込んでしまう。日本語はトビオの通訳に習った。北城学園を見学する内に、日本で勉強して教師になり祖国の子どもたちに笑顔をあげたいと願うようになる。家族の許しを得て再来日、弓岡の事務所でバイトしながら日本人学校へ通う。
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