ドライブ‐レター【drive letter】
ドライブレター
【英】drive letter
ドライブレターとは、MicrosoftのOSで、ハードディスクやCD-ROMなどの記憶装置を識別するために付与される英字1文字のことである。ドライブを特定するため、「:」(コロン)を付けて「C:」のように記憶装置を指定する。
ドライブレターは、一般的にはフロッピーディスクにはA、B、起動ドライブにはCが割り当てられる。ただし、Windowsのバージョンによっては、ユーザーが自由にドライブレターを変更することができる。
1つのドライブには、1つのドライブレターが割り当てられるのが一般的であるが、ドライブを複数のパーティションに分割し、それぞれにドライブレターを割り当てて使用することもできる。
なお、Windows 2000以降では、マウントポイント機能を使用して、1つのドライブレターに複数の論理ドライブを統合し利用することもできる。
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ドライブレター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/16 17:56 UTC 版)
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ドライブレター(英: drive letter)、ドライブ文字(ドライブもじ)とは、主にMS-DOSやWindowsでドライブ(外部記憶装置)やパーティションを識別するために使用される文字または文字列のことである。
概要
PC/AT互換機版MS-DOSおよびWindowsにおいて、ドライブレターはAおよびBがフロッピーディスクドライブに[1]、残りのアルファベットがCドライブから内蔵形ハードディスクドライブのパーティション、内蔵形光学ドライブ、外付けドライブの順に割り当てられる。PC-98版ではこの規則は適用されず、最初にアクセスが行われたデバイスから割り当てられる。
Zドライブ以降のドライブレターに対応したMS-DOSおよびWindowsは存在しない。またコントロールパネルの「ディスクの管理」画面から、AからZの間で任意のものに変更することができる。
歴史
ドライブレターは、1970年代にデジタルリサーチのCP/Mで使われていた仕組み。CP/Mに高いシェアがあったため、その一部を模倣する形でシアトル・コンピュータ・プロダクツが86-DOSを開発。その後、IBMのIBM PC用として、マイクロソフトがMS-DOS (PC-DOS) を開発販売する過程で86-DOSの権利はマイクロソフトに買い取られ、ドライブレターはMS-DOSの仕組みとして広く知られるようになった。
1987年にマイクロソフトとIBMによって始められた次世代OS "OS/2" においても、ストレージ装置の管理にはドライブレターが使われた。Windowsは当初MS-DOS上のGUIシェルとして始まったため、ドライブレターを引き継ぎ、Windows NT系も、OS/2カーネルを元に開発が始まったため、ドライブレターが引き続き使われている。
反面、Unix系OS(macOS、Linux)、Classic Mac OS、そしてTRON OSなどのマイクロソフト以外のOSではドライブレターが採用されることは無かった。
脚注
関連項目
ドライブレター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:35 UTC 版)
Windowsでは、UNIX系のファイルシステムとは異なり、「ドライブレター」によってディスクやパーティションをユーザーに見せている。例えば C:\WINDOWS\ というパスはCドライブにある WINDOWS ディレクトリを意味している。 詳細は「ドライブレター」を参照 Cドライブは1台目のハードディスクパーティションを表すものとして使われることが多く、そこにブート時に起動されるWindowsが格納される。この「伝統」は非常に堅固に植えつけられているため、一時期のWindowsには必ずCドライブにインストールされるという仕様が存在することもあった。これは、MS-DOSから受け継がれた伝統で、AとBがフロッピーディスクドライブ用に予約されていたために Cドライブ以降がハードディスクとなったものである。ネットワークドライブにも同様のドライブ文字がマップされる。ただし、PC-9800シリーズおよびその互換機では、HDD上のWindowsをOSとして起動したときAドライブがHDDに割り当てられた。 Windows NT系OSでは、NTエグゼクティブレベルではドライブレターそのものは実体として存在しなくなった。従前のドライブレターは例えばC:ならば、デバイスオブジェクト\??\C:から\Device\HarddiskVolume1などのボリュームデバイスオブジェクトへのシンボリックリンクで、従来のWindowsと互換性を持たせている。Windows NT系でも見かけ上ドライブレターに縛られていると誤解される場合があるが、例えばボリュームにドライブレターを与えず、ジャンクションによって特定のディレクトリにボリュームを割り当てた場合、ドライブレターを介する事なくボリュームにアクセスできるといった形でNT系ではドライブレターが必須の要素で無くなった事を知ることが出来る。ただし、Win32サブシステムの制約により、Win32アプリはNTエグゼクティブレベルのディレクトリを起点にパス名を指定する事はできない。例えば、Win32サブシステムの制約を受けないInterixサブシステムでは可能。また、WAIK (Automated Installation Kit) を利用する事でC:\以外にもインストールする事も可能。
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