ドライブ‐レター【drive letter】
ドライブレター
【英】drive letter
ドライブレターとは、MicrosoftのOSで、ハードディスクやCD-ROMなどの記憶装置を識別するために付与される英字1文字のことである。ドライブを特定するため、「:」(コロン)を付けて「C:」のように記憶装置を指定する。
ドライブレターは、一般的にはフロッピーディスクにはA、B、起動ドライブにはCが割り当てられる。ただし、Windowsのバージョンによっては、ユーザーが自由にドライブレターを変更することができる。
1つのドライブには、1つのドライブレターが割り当てられるのが一般的であるが、ドライブを複数のパーティションに分割し、それぞれにドライブレターを割り当てて使用することもできる。
なお、Windows 2000以降では、マウントポイント機能を使用して、1つのドライブレターに複数の論理ドライブを統合し利用することもできる。
ドライブレター
ドライブレター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:35 UTC 版)
Windowsでは、UNIX系のファイルシステムとは異なり、「ドライブレター」によってディスクやパーティションをユーザーに見せている。例えば C:\WINDOWS\ というパスはCドライブにある WINDOWS ディレクトリを意味している。 詳細は「ドライブレター」を参照 Cドライブは1台目のハードディスクパーティションを表すものとして使われることが多く、そこにブート時に起動されるWindowsが格納される。この「伝統」は非常に堅固に植えつけられているため、一時期のWindowsには必ずCドライブにインストールされるという仕様が存在することもあった。これは、MS-DOSから受け継がれた伝統で、AとBがフロッピーディスクドライブ用に予約されていたために Cドライブ以降がハードディスクとなったものである。ネットワークドライブにも同様のドライブ文字がマップされる。ただし、PC-9800シリーズおよびその互換機では、HDD上のWindowsをOSとして起動したときAドライブがHDDに割り当てられた。 Windows NT系OSでは、NTエグゼクティブレベルではドライブレターそのものは実体として存在しなくなった。従前のドライブレターは例えばC:ならば、デバイスオブジェクト\??\C:から\Device\HarddiskVolume1などのボリュームデバイスオブジェクトへのシンボリックリンクで、従来のWindowsと互換性を持たせている。Windows NT系でも見かけ上ドライブレターに縛られていると誤解される場合があるが、例えばボリュームにドライブレターを与えず、ジャンクションによって特定のディレクトリにボリュームを割り当てた場合、ドライブレターを介する事なくボリュームにアクセスできるといった形でNT系ではドライブレターが必須の要素で無くなった事を知ることが出来る。ただし、Win32サブシステムの制約により、Win32アプリはNTエグゼクティブレベルのディレクトリを起点にパス名を指定する事はできない。例えば、Win32サブシステムの制約を受けないInterixサブシステムでは可能。また、WAIK (Automated Installation Kit) を利用する事でC:\以外にもインストールする事も可能。
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