Cドライブ
【英】C drive
Cドライブとは、Windowsなどのシステムにおいてハードディスクドライブ(HDD)に対して割り振られた識別用の記号(ドライブレター)を含む呼称である。
Cドライブの「C」は、便宜的に割り振られた記号である。これは「A」と「B」にフロッピーディスクドライブが割り当てられていた名残である。HDDにパーティションを設けると、分割してできた新たなパーティションには「Dドライブ」の記号が割り振られる。購入時にすでにDドライブが設けられている場合もある。
HDDをCドライブとする設定はWindowsでは一般的であるが、必ずしも全てのケースに当てはまる規則ではない。また、設定を変更してドライブレターを任意のアルファベットに割り振り直すこともできる。
光学ドライブや外付けHDDを接続すると、「Eドライブ」、「Fドライブ」といった具合にドライブレターが割り振られていく。内蔵HDDはドライブレターの割り振り優先度が高いため、HDDのパーティションを増やすと、以降のアルファベットは後ろにずらされる。例えば、EドライブはFドライブとして割り振り直される。
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ドライブレター
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2013年9月) |
ドライブレター(英: drive letter)、ドライブ文字(ドライブもじ)とは、主にMS-DOSやWindowsでドライブ(外部記憶装置)やパーティションを識別するために使用される文字または文字列のことである。
概要
PC/AT互換機版MS-DOSおよびWindowsにおいて、ドライブレターはAおよびBがフロッピーディスクドライブに[1]、残りのアルファベットがCドライブから内蔵形ハードディスクドライブのパーティション、内蔵形光学ドライブ、外付けドライブの順に割り当てられる。PC-98版ではこの規則は適用されず、最初にアクセスが行われたデバイスから割り当てられる。
Zドライブ以降のドライブレターに対応したMS-DOSおよびWindowsは存在しない。またコントロールパネルの「ディスクの管理」画面から、AからZの間で任意のものに変更することができる。
歴史
ドライブレターは、1970年代にデジタルリサーチのCP/Mで使われていた仕組み。CP/Mに高いシェアがあったため、その一部を模倣する形でシアトル・コンピュータ・プロダクツが86-DOSを開発。その後、IBMのIBM PC用として、マイクロソフトがMS-DOS (PC-DOS) を開発販売する過程で86-DOSの権利はマイクロソフトに買い取られ、ドライブレターはMS-DOSの仕組みとして広く知られるようになった。
1987年にマイクロソフトとIBMによって始められた次世代OS "OS/2" においても、ストレージ装置の管理にはドライブレターが使われた。Windowsは当初MS-DOS上のGUIシェルとして始まったため、ドライブレターを引き継ぎ、Windows NT系も、OS/2カーネルを元に開発が始まったため、ドライブレターが引き続き使われている。
反面、Unix系OS(macOS、Linux)、Classic Mac OS、そしてTRON OSなどのマイクロソフト以外のOSではドライブレターが採用されることは無かった。
脚注
関連項目
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