CONCON問題
別名:CONCONバグ
【英】con con bug
CONCON問題とは、Windows95、および、Windows98でパス名に複数の「CON」が含まれているとシステムが異常状態になる問題のことである。
CONCON問題は、例えば、悪意を持ったユーザーがHTMLやメールなどに「~\CON\CON」のようなファイルをアクセスするようなリンクを埋め込んだ場合に、それをクリックするとシステムをダウンさせられる、という重度な不具合である。なお、クリックせずともメールを開くだけで発生することもある。2000年に世間に広く知られるところとなり、対策版が提供された。
CONCON問題は、CONに代表される予約ファイルで発生し、このような予約ファイルには他にAUXやNUL、PRNなどがある。予約ファイルが単独の場合には、チェックしてエラーにしていたが、複数個の場合がチェックから漏れた結果である。
Windows95、および、Windows98がMS-DOSに依存したOSであったことを図らずも露呈した結果ともなった。
参照リンク
パスに複数の MS-DOS デバイス名が含まれていると致命的な例外 0E が発生する
CONCON問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 05:18 UTC 版)
「デバイスファイル」の記事における「CONCON問題」の解説
CONCON問題は、Windows 9x系の予約名の扱いのバグを突いて、対象のコンピュータをフリーズさせる攻撃を行えるという問題である。例えば、"C:\CON\CON" へのリンクのあるウェブページを用意して、それをクリックさせるなどという風に悪用された。これは、9x系に予約デバイス名が複数回現れるパスを指定してファイルを開こうとするとシステムがフリーズしてしまうバグが存在したためである。
※この「CONCON問題」の解説は、「デバイスファイル」の解説の一部です。
「CONCON問題」を含む「デバイスファイル」の記事については、「デバイスファイル」の概要を参照ください。
- CONCON問題のページへのリンク