do up
「do up」の意味・「do up」とは
「do up」とは英語のフレーズで、主に二つの意味を持つ。一つ目は「締める」や「閉じる」を意味し、ボタンやジッパー、靴ひもなどを締める際に用いられる。例えば、コートのボタンを締める行為を「do up your coat」と表現する。二つ目は「修繕する」や「改装する」を意味し、建物や部屋の修繕、改装などに使われる。例えば、古い家を改装することを「do up an old house」と表現する。「do up」の発音・読み方
「do up」の発音は、IPA表記では/dʊ ʌp/となる。IPAのカタカナ読みでは「ドゥ アプ」と読む。日本人が発音するカタカナ英語では「ドゥーアップ」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特に注意する点はない。「do up」の定義を英語で解説
「do up」は英語のフレーズで、主に「to fasten something」(何かを締める)や「to repair or decorate a building or a room」(建物や部屋を修繕または装飾する)という意味で用いられる。例えば、"Do up your shoelaces"という文では、靴ひもを締めることを指している。また、"They did up their house"という文では、彼らが自宅を改装したことを示している。「do up」の類語
「do up」の類語としては、「fasten」や「secure」が「締める」の意味で、「renovate」や「refurbish」が「修繕する」、「改装する」の意味で用いられる。これらの単語は同じ意味を持つが、文脈により適切な単語を選ぶことが重要である。「do up」に関連する用語・表現
「do up」に関連する用語や表現としては、「do up one's hair」(髪を整える)、「do up one's tie」(ネクタイを締める)、「do up a package」(パッケージを包む)などがある。これらは「do up」を用いた具体的な表現で、日常生活でよく使われる。「do up」の例文
1. "Please do up your coat, it's cold outside."(コートのボタンを締めてください、外は寒いです。)2. "They decided to do up their old house."(彼らは古い家を改装することに決めた。)
3. "I need to do up my shoelaces."(私は靴ひもを締める必要がある。)
4. "She did up her hair for the party."(彼女はパーティーのために髪を整えた。)
5. "He did up his tie before the meeting."(彼は会議の前にネクタイを締めた。)
6. "They did up a package for their friend's birthday."(彼らは友人の誕生日のためにパッケージを包んだ。)
7. "We plan to do up the living room."(私たちはリビングルームを改装する予定だ。)
8. "She did up the buttons of her blouse."(彼女はブラウスのボタンを締めた。)
9. "They did up the old furniture."(彼らは古い家具を修繕した。)
10. "I have to do up my backpack."(私はバックパックを締める必要がある。)
ドゥアップ【doo-wop】
読み方:どぅあっぷ
ドゥーワップ
(ドゥアップ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 23:48 UTC 版)
ドゥーワップ Doo-wop |
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様式的起源 | R&B[1] |
文化的起源 | 1950年代![]() |
使用楽器 | ヴォーカル、コーラス、ピアノ、オルガン、ギター、ウッド・ベース、ベース、ドラムなど |
融合ジャンル | |
ソウル・ミュージック | |
関連項目 | |
本文参照 |
ドゥーワップ (Doo-wop) はポピュラー音楽における合唱のスタイルの一種。ドゥワップ、ドゥー・ワップ、ドゥ・ワップほかの表記もある。1950年代のアメリカ合衆国で、リズム・アンド・ブルースを基に、黒人の音楽グループの中から生まれ、人気を博した[1]。
概要
ドゥーワップの特徴は、メロディー(主旋律)以外は「ドゥー・ドゥー・ワッ」といった歌唱(スキャット)にあり、それらが「ドゥーワップ」の名の由来となった。黒人のハーモニー形式は、ティン・パン・アレーのAABA形式と融合して表現豊かな音楽を形成した。[2]床屋を拠点に発展した「バーバーショップ・カルテット」がよく知られている。
グループの構成は4人もしくは5人の場合が多い。ア・カペラとは異なり、ステージやレコードでは通常、「簡素な楽器の伴奏」がつく。メンバーそれぞれの担当パートはほぼ決まっており、主旋律を歌うリード・ボーカル、ハーモニーの中高音部を担当するテナー、中低音部を担当するバリトン、低音部を担当するベースに大きく分けられる。人数が少ないグループでは、ベースがいないこともある。テナーとバリトンは和音だけでなく対旋律(カウンター)や主旋律に対する掛け声(コール・アンド・レスポンス)で曲を盛り上げる役割を担う。バリトンが男性役、テナーが「女性役を演じる場合もある。ベースは「楽器のベースの音」とフレーズを模した歌い方をすることもある。また、ドゥーワップはロックンロールのルーツの一つにもなった[3]。
ポピュラー音楽のコーラス・グループの一部も、ドゥーワップの歌唱スタイルを取ることもあるが、ドゥーワップという言葉は「1950年代の黒人音楽の一ジャンル」という限定的意味合いが強いため、通常はドゥ-ワップ以外のコーラス・グループには使用しない。なおア・カペラは「楽器の伴奏がない合唱」を意味する言葉であり、無伴奏のドゥーワップの形態をとる場合もある。
歴史
ドゥーワップのルーツはアメリカの黒人(アフリカ系アメリカ人)奴隷の労働歌に遡り、黒人教会で聖歌隊が歌うゴスペル[注 1]によって基本的な形式が作られた。やがてゴスペルを基礎にジャズのメロディー、和声、歌詞、伴奏が取り入れられたものが商業音楽として1930年代に出現する。これが初期のドゥーワップで、ミルス・ブラザーズ、インク・スポッツなどが代表的グループとされる。当時はメロディーを聴かせるための甘くゆったりとした曲が主流だった。
戦後になるとドゥーワップのコーラスは、経済的にハードルの高い楽器の購入や習得を必要としないことから、都市の黒人の少年たちの間で広がり始め(いわゆるストリート文化)、1950年代半ばからは一大ブームを迎える。職業作家の手によらないシンプルなラブソングが増え、新たにテンポの速いリズムを強調したドゥーワップ・アップテンポ[注 2]の曲や、コミカルでユーモラスな曲も出てくるようになり、ロックンロールとともに若者文化の先端を担った。
アーティストの多くは黒人のグループで、一部に白人のグループや白人・黒人混合のグループもいた。商業音楽としての可能性が見出されると、音楽性をより大衆向けに変えて成功したグループも現れた。「オンリー・ユー」で知られるプラターズや、「ラストダンスは私に」などがヒットしたドリフターズは、ポップなグループである。これらのグループよりも、ファイブ・サテンズ、ザ・ムーングロウズやオリオールズ[4]などの方が、正統的なドゥーワップ・グループである。代表曲としては、ムーングロウズの「シンシアリー」、ペンギンズの「アース・エンジェル」、キャデラックスの「グロリア」、ハートビートの「ア・サウザンド・マイルズ・アウェイ」、シェップ&ザ・ライムライツの「ダディーズ・ホーム」、フラミンゴズの「アイ・オンリー・ハブ・アイズ・フォー・ユー」、ジャイブ・ファイブの「マイ・トゥルー・ストーリー」などがある。ブームによって楽曲が大量消費されたことや、のちのブリティッシュ・インヴェイジョンの影響などにより、他の多くのアメリカのポップ・ミュージックと同様にブームは1960年代初頭に終わりを迎えた。しかしドゥーワップは、1960年代のモータウンに代表されるソウルミュージック隆盛のルーツとなった。
ドゥーワップの歌唱スタイルはその後のソウル/R&Bだけでなくロックやポップスにも大きな影響を与えた。フランク・ザッパやルー・リード、ジョージ・クリントンらは、熱心なドゥーワップ・ファンとして知られている。[5]日本のデュークエイセスのベース・ヴォーカリストはナチュラル・ベースであり、またキングトーンズ[注 3]やシャネルズ、ラッツ&スターはドーワップ・リバイバルに大きく貢献した。日本のムード歌謡のコーラスの一部にも、ドゥーワップの影響が見られることもある。
主なグループ
ホワイト・ドゥーワップ
- クレスツ
- スカイ・ライナーズ
- デュプリーズ
- ダイヤモンズ[注 5]
日本のドゥーワップ
- ザ・キング・トーンズ (和製ドゥーワップのオリジナルとも呼ばれ、日本にドゥーワップを広めたグループ)
- シャネルズ /ラッツ&スター(キングトーンズの後継者的グループ)
関連項目
- テンプテーションズ(ドゥーワップの影響大)
- スモーキー・ロビンソン(ドゥーワップの影響大)
- ゴスペル
- ブラックミュージック
- ソウル・ミュージック
- ロカビリー
- ロックンロール
脚注
注釈
出典
- ^ a b Doo wop music - Encyclopedia.com
- ^ Ralf von Appen, Markus Frei-Hauenschild (2015). "AABA, Refrain, Chorus, Bridge, Prechorus — Song Forms and their Historical Development". In: Samples. Online Publikationen der Gesellschaft für Popularmusikforschung/German Society for Popular Music Studies e.V., Ed. by Ralf von Appen, André Doehring and Thomas Phleps. Vol. 13, p. 6.
- ^ “[Roots of Rock: Doo-Wop. In Survey of American Popular Music, modified for the web by Robert Birkline.]”. 6 August 2020.閲覧。 エラー: 閲覧日が正しく記入されていません。
- ^ [The Orioles] Allmusic.com 2025年5月12日閲覧
- ^ George Clinton Ncpedia.org 2025年5月12日閲覧
- ^ ムーングロウズ 2021年1月7日閲覧
Books
- 『リズム&ブルースの死』:著者:ネルソン・ジョージ(早川書房)
- The Top 1000 Doo-Wop Songs:著者:Anthony Gribin
- Appen, Ralf von / Frei-Hauenschild, Markus (2015). "AABA, Refrain, Chorus, Bridge, Prechorus — Song Forms and their Historical Development". In: Samples. Online Publikationen der Gesellschaft für Popularmusikforschung/German Society for Popular Music Studies e.V. Ed. by Ralf von Appen, André Doehring and Thomas Phleps. Vol. 13, p. 43-48, 61-63.
- Baptista, Todd R (1996). Group Harmony: Behind the Rhythm and Blues. New Bedford, Massachusetts: TRB Enterprises. ISBN 0-9631722-5-5.
- Baptista, Todd R (2000). Group Harmony: Echoes of the Rhythm and Blues Era. New Bedford, Massachusetts: TRB Enterprises. ISBN 0-9706852-0-3.
- Cummings, Tony (1975). The Sound of Philadelphia. London: Eyre Methuen.
- Engel, Ed (1977). White and Still All Right. Scarsdale, New York: Crackerjack Press.
外部リンク
- ドゥアップのページへのリンク