トゥルークの僧侶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/17 13:17 UTC 版)
「トゥルークの海賊」の記事における「トゥルークの僧侶」の解説
アドレイヤ・サリース・ゴオラン ライジャの師匠にして、ライジャの父ダレスティーヤの弟子であった高僧。国際的な用事のため、一時セントラルへ行っていた。その際の往路で連邦大学惑星へ寄り道し、ルウやリィと知り合った(詳細は『天使たちの課外活動 2』収録の「お師匠さんが来た!」参照)。彼がルウを指して「大いなる闇が顕現した」と本山に報告したため、ルウやリィやシェラがライジャとともにトゥルークへやってくる羽目になった。 ナッシュ・ルテラス・オージェン オルサム寺院の住持職。かつてはダレスティーヤの弟子であった。 ジルダ・アルヴィン・ドルガン ヴィルジニエ僧院の大師。かつてダレスティーヤとエルヴァリータが天啓に従って互いに求婚し合った際、驚愕するが二人が真実を告げていることを見抜いた為、異例ではあるが二人の還俗を認めた上で結婚を祝福した。 ファビオ・ボラール・シュヴァリン ヴィルジニエ僧院の僧侶。アドレイヤがセントラルを訪問した際に同行し、マヌエル一世との会談にも同行したことでルウの姿を目撃した上に、彼の爆弾発言を聞くことになる。 チムニー・クローム・セリオン オルサム寺院の僧で、ルテラス・オージェンの弟子。ケリーたちに首都パーヴァルの案内をした。2年前に僧となり、最初に入った寺院であるソンダイク寺院のラテール・ザンテスの勧めで寺院を移ったという。母と妹のため、たまにタルボット村にある実家に顔を出しており、ある時、寺院でラテール・ザンテスから「ビーティが飛ぶ」と知らされ、数日分の保存食を手に《アルベルティーナ》内に隠れていた。実はラテール・ザンテスとジャック・ライメリン、およびイシュザーク・ランバルトとヴァネッサ・リーヴスの孫にあたり、僧侶になる前の名前はチムニー・ライメリン。兄にクインシーとルパート、妹にメアリーがいる。 キダム・フォルカン オルサム寺院の僧。ケリーとジャスミンとチムニーの食事中に喜捨を求めてきた。 ジョアナ・ラテール・ザンテス タルボット村のソンダイク寺院の住持職。12歳までにザンテスの位を授かり、一度はサザールへ昇格するも、ある事情から40年以上前に位を降りた女僧で、その証に皺の増えた額には刺青がある。パミール・シオンが海賊であったことを知る数少ない人物で、10代のころから彼に好意を持っている。作中の事件終息後、ルウの言葉を受けてかつての位であるサザールやシュヴァールより上位のディマントへ昇格し、ソンダイク寺院に帰還する際にはゴラーナへ昇格した。 パミール・シオン ソンダイク寺院に籍を置く老僧で、本名はイシュザーク・ランバルト。実は伝説の海賊シェンブラックの元部下で本家グランド・セヴンの1人“特攻ランバルト”その人。かつてトゥルーク上空に開いた“門(ゲート)”を利用した際に門のそばの微惑星に激突しタルボット村に不時着、修理代代わりに畑仕事を手伝ったという。以降はこの星を拠点にしていたが最後は海賊業から足を洗い、仲間たちとともに隕石がやたら落ちてくるこの星を補給基地として狙う海賊船の迎撃を担当していた模様。自身の船《アルペルティーナ》はソンダイク寺院付近の地下にあった移民時代の遺産であるドックのような基地を改造して隠していたが、必要に応じて発着できるようにしていた。あまり僧院へ行かなかったため階位は低いが、豪放磊落な性格と人当たりで地元の人たちには人気があり、上位の僧たちからも一目置かれる。特技は麦酒を作ること。作中で起こった「大潮」に対応するため、宇宙で散る覚悟で船を飛ばす。その際に師匠であるラテール・ザンテスに破門を申し入れ、還俗しているが、僧服での生活が長かったためか、地元の人たちには還俗後も僧侶時代の名で呼ばれる。 100年前の「大潮」の際に不時着した過去を持つシェンブラックから「からくり仕掛け」「だまし絵のような宇宙(うみ)」と評されたトゥルーク周辺の宙域を熟知しており、ケリーたちが遭遇した、自分たちの二代目を名乗るゴロツキ相手に、生き残っている仲間たちと超が付く旧型の(とはいえ多々改良されている)《アルベルティーナ》で応戦し、電磁錨を応用した得意技で二代目ランバルトを名乗る海賊船を撃破するなど、老齢ながらかつての面影を垣間見せる。 同じくシェンブラックの元部下でグランド・セヴンの1人“ブルズアイジャック”ことジャック・ライメリンが、彼が不時着する3年ほど前(作中時間で50年前)に「大潮」に遭遇し、同じように不時着してタルボット村に居ついており、船の修理後、次に来た時に隕石と間違われないようにする合図として、船の外部灯を光らせることにした。以降、全僧侶に「青く光るもの(=外部灯を青く光らせた船)が地上に接近してきたら隕石ではないから撃ち落とすな」という暗黙のルールが制定されたという。 なお、ランバルトとはシェンブラックの部下になる前から因縁を持ち、数奇な経歴の持ち主であるジャック本人は早々に海賊業に見切りをつけていた上、『スカーレット・ウィザード外伝』のケリー死亡より前に亡くなっているが、彼の船《ブルーライトニング》は持ち主の死より前に機能停止状態で小惑星帯に隠してあり、今回の大潮に対応するため、ランバルトの手で改良されていた。
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