デュエイン・ハルバートン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:03 UTC 版)
「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の記事における「デュエイン・ハルバートン」の解説
Duane Halberton 声 - 龍田直樹 地球連合軍第8艦隊司令官。階級は准将。G兵器開発計画の責任者で、戦艦やMAによる物量作戦だけでザフトに勝利することは不可能と考え、C.E.69年夏に当時大佐だった彼は、まだザフトのコーディネイター達しか所有しておらず操縦もできないMSに対抗すべく、その名にGenesis及びGenocideの頭文字を採ったG兵器の開発計画を提唱した。提唱当初は軍部から却下されたが、一部議員の協力を得てプロジェクトは進行した。2年後、この先見はGAT-Xシリーズ及びダガーシリーズとなって結実し、地球軍がザフトの攻勢を押し返す原動力となる。マリューにとっては直属の上司であり、かつての教官。 地球連合軍の士官として、柔軟な思考と果断な行動力を兼ね備え、また、戦争開始以前から機動兵器(MSなど)の必要性を唱えるなど先見性がある。自分の利権を優先してザフトを倒すための対策、新兵器開発に真面目に取り組まないアラスカの軍上層部の「馬鹿な連中」を痛烈に批判している。ただし、コーディネイターであるキラに対しても多少の理解を示し、ナタルがキラの両親を人質にして地球連合軍に強制入隊させる事を意見した際には激しくデスクを叩いて激怒している。また、現場の人間の犠牲を数字でしか知らない地球連合軍上層部の腐敗に憂いを感じているなど、人間としては良識と暖かみのある人物だが、堅い軍人気質なナタルを嫌うような態度や、副官のホフマンとも良好な関係とは言えない描写があった。地球連合軍上層部の方もハルバートンを疎ましく扱っていたようであり、アークエンジェルがアラスカに辿り着いた時には地球連合軍上層部の将官が忌々しそうにハルバートンの名を口にしている。 アークエンジェルの地球降下の際には、ハルバートンの指揮する地球連合軍第8艦隊はアークエンジェルを支援し、追撃してきたクルーゼ隊の攻撃から降下するアークエンジェルを守り抜き、クルーゼから「智将」と呼ばれ、良い将と高い評価を下している。しかし、この戦闘で地球連合軍第8艦隊は壊滅し、ハルバートンの乗艦する旗艦メネラオスは特攻を仕掛けてきたガモフと至近距離での激しい砲撃戦を行い、ガモフを撃沈するも著しい損傷を被った。艦自体が離脱不可能な高度まで降下していたことも相俟ってメネラオスは重力圏からの離脱が不可能となり、ハルバートンは大気圏の摩擦熱で燃え尽きる乗艦と運命を共にした。 なお、彼の階級は准将とされているが、劇中での階級章は少将なので、アークエンジェルの乗組員が知らない間に昇進していたと考えることもできる。 [先頭へ戻る]
※この「デュエイン・ハルバートン」の解説は、「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の解説の一部です。
「デュエイン・ハルバートン」を含む「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の記事については、「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の概要を参照ください。
- デュエイン・ハルバートンのページへのリンク