ディミニッシュとは? わかりやすく解説

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diminish

別表記:ディミニッシュ

「diminish」とは、小さくする・少なくすることを意味する英語表現である。

「diminish」とは・「diminish」の意味

「diminish」は、物事の量や程度強度重要性などが減少することを意味する動詞である。また、何かが小さくなる薄まる弱まる、といった意味も持つ。人の名誉や評判を傷つける、落とす、という意味で用いられることもある。音楽用語としては、音程半音小さくするという意味で使われる

「diminish」の名詞形は「diminishment」である。減少低下減退、といった意味で用いる。

「diminish」の覚え方としては「地味にしてると魅力減少(diminish)」のようにダジャレにするとよい。

「diminish」の発音・読み方

「diminish」の発音記号は「dɪmínɪʃ」である。カタカナ読みだと「ディミニッシュ」になる。

「diminish」の語源・由来

「diminish」の語源は、古期フランス語で減らす、小さくする、という意味の「diminuer」である。

「diminish」の活用変化一覧

「diminish」の活用変化一覧は以下の通りである。

現在形「diminish(主語がhe/she/itの場合はdiminishes)」
現在分詞「diminishing」
現在完了形「have diminished主語がhe/she/itの場合はhas diminished)」
過去形diminished
過去完了形「had diminished
未来形「will diminish」

「diminish」の対義語

「diminish」の対義語としては、増加増大拡大意味するincrease」や、増大大きくすることを意味するenlarge」、拡大意味するexpand」が挙げられるそのほか改善、向上を意味するimprove」や、増進意味するenhance」、強化という意味の「strengthen」も、文脈によっては対義語になる。

「diminish」の類語

「diminish」の類語としては、縮小削減意味するreduce」や、減少意味するdecrease」が挙げられるまた、徐々に減少する衰退する、といった意味の「dwindle」は、「diminish」よりも強いニュアンス言葉である。

「diminish」と「decrease」の違い

「diminish」と「decrease」は、どちらも物事の量や強度などが減少することを表す言葉だが、微妙なニュアンス違いがある。「diminish」という言葉には、減少縮小することに対して否定的な意味が含まれることが多い。一方、「decrease」は多く場合縮小という現象に対して中立的な印象与え言葉として使われる

「diminish」を含む英熟語・英語表現

「diminish」を含む英熟語英語表現としては、次のようなものが挙げられる

「diminish in accordance with」とは


「diminish in accordance with」は、「with」後に続く目的語に従って減少する、という意味である。

「diminish in number」とは


「diminish in number」は、数が減っていくことを指す。

「diminish someone's fame」とは


「diminish someone's fame」は、人の名声を傷つける、評判を落とす、という意味である。

「progressively diminish」とは


「progressively diminish」は、徐々に減少するという意味である。

「diminish」に関連する用語の解説

「diminish」に関連する用語には、次のようなものがある。

「diminish コード」とは


「diminish コード」は、音楽用語一つであり、根音から短3度ずつ音を重ねてつくる和音のことである。

「diminished」とは


diminished」は、「diminish」の形容詞形である。減少した縮小した、という意味になる。また、音楽においては、減音程の、減三和音の、半音減の、といった意味で用いられる

「population diminishment」とは


population diminishment」は、人口減少意味する言葉である。

「law of diminishing marginal utility」とは


law of diminishing marginal utility」は、限界効用逓減の法則を指す。限界効用逓減の法則は、ミクロ経済学用いられる概念である。財の消費量増えるにしたがって、その財の限界効用小さくなることを意味する

「aging population combined with the diminishing number of children」とは


aging population combined with the diminishing number of children」は、少子高齢化意味する

「diminishing competitiveness」とは


「diminishing competitiveness」は、競争力の低下という意味である。

「diminish」の使い方・例文

「diminish」を用いた例文としては、次のようなものが挙げられる

The company's profits have been diminishing in recent years due to increased competition.」この文章日本語に訳すと「近年競争激化により、同社利益減少している」となる。

「The effects of climate change are expected to diminish the availability of fresh water in many parts of the world.」この文章日本語訳は「気候変動の影響は、世界多く地域淡水利用可能性低下させる予想されている」である。

「The quality of the product was diminished by the manufacturer's cost-cutting measures.」は、日本語では「製品の品質は、メーカーコスト削減措置によって低下した」となる。

ディミニッシュ[diminish]

全音程または短音階を、半音狭めた結果生ず音程をディミニッシュ・インターバルと呼ぶ。また全音半音交互に組み合せ出来スケールを、ディミニッシュ・スケールと呼ぶ。またルート短3度減5度3つの音を構成音とする和音ディミニッシュ・トライアド減三和音)と呼んでいる。このディミニッシュ・トライアド減7度音を加えた和音を、ディミニッシュ・セブンス・コードと呼びその構成音の内容から、どの音をルートにしても同じという特徴がある。

減七の和音

(ディミニッシュ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/23 22:39 UTC 版)


   {
   \override Score.TimeSignature #'stencil = ##f
   \relative c' {
      \clef treble 
      \time 4/4
      \key c \major
      <c es ges beses>1
      }
   }
減七の和音(Cを根音とした一例)
鍵盤に見るCを根音とした減七和音

減七の和音(げんしちのわおん、: diminished seventh chord: Verminderter Septakkord)は、四和音の一種である。属七の和音の根音以外の音をフラットさせたコード。ポピュラー音楽では英語名のディミニッシュ・セブンス・コードディミニッシュ・コードディミニッシュの完全形とも呼ばれる。

基本データ

各語での呼称

  • 英語: diminished seventh chordディミニッシュトゥ・セブンス・コード

構成音

減七和音はオクターヴを短三度(+3半音づつ)で4等分した形となる
  • 根音(R)
  • 短三度(m3°)
  • 減五度(-5°)(dim5°)
  • 減七度(-m7°)(dim7°)

根音と第三音の音程は短三度であるが、第三音と第五音の音程も短三度であり、第五音と第七音の音程も短三度である。さらに第七音と(その上の、最初の根音のオクターブ上の)根音との間は増二度であるがこれは異名同音で読み取れば短三度に等しい。このように、1オクターブ内におかれた4つの音の音程がすべて短三度となる。したがって、平均律では減七和音は3種類しかなく、短三度(増二度)、増四度(減五度)、…上下の減七和音は元の減七和音の転回形と等しい(短三度を四回重ねると完全八度になるため)。1オクターブ分の鍵盤12個を4等分した形。

(注意)dim7 と書いた場合は 7 が「減7度」の意味になる。ルートから数えると「長6度」と同じ音程であり、結果として構成音は厳密に言えば m6♭5 と等価になる。減七の和音の構成音のどれか1つ半音下げると、その下げた音をルートとした属七の和音になる。

和音記号

根音をCとすると、コードネーム表示は、

Cdim7 Co7 Cm6(♭5) C-6(♭5) Cm(♭7)(♭5) C-(♭7)(♭5) Cdim Co

※本来dimは減三和音の表記であるが、ポピュラー音楽では減七の和音の意味で表記されることがあるので注意する。

主な用法

自然な形ではハーモニック・マイナー・スケールの四和音のダイアトニックコードの7番目のコードに現れる。基本的にはドミナント7thの代理としてのコードと経過音としてのパッシングコードの2つの使い方がある。詳しくはダイアトニック・コードを参照。

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