テシク氏族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/24 11:49 UTC 版)
サンノオバと共に名誉を喪い、聖地(胎動窟)を追われた遊牧の民。集落を形成してはいるものの、多くは世界各地に散らばっている。顔の一部に入れ墨をする習慣があり、独自の生活様式をとるため激しい偏見と侮蔑に晒されており、北政府においても南大陸においても人としてまともな扱いを受けられない。 ゼーゲンドォ 声 - 麦人 国際郵便船の資格を悪用して北政府と南大陸自由圏の交易に従事する流浪の豪商。鼻に入れ墨を持つ。商魂逞しく戦争に乗じて武器や弾薬の密売、人身売買も行っておりテシク氏族からは鼻つまみ者扱いされる。反面、事情通で掟にも縛られないため、テシクの郷に戻れないナキアミは父親のように慕い、他の人には滅多に見せない笑顔を見せる。 伊舟、雷魚とは北のレジスタンス時代からの付き合いだが、裏切った過去を持つため伊舟とはソリが合わない。また、ナキアミの養育を巡っても方針の違いにより対立している。 ヤンゴ 声 - 本城雄太郎、成長後は入野自由。 テシク氏族の孤児の少年。左目の下に二筋の入れ墨を持ち右腕にヒルコを宿すザムド。両親と死別後は大人たちから虐待され続け、盗みで食いつなぐストリートチルドレンのような荒んだ生活を送っていた。旅の途中だった同族のナキアミと出会い、命を救われて行動を共にするようになる。やがてナキアミを尊敬し、恋慕うようになる。口は悪いが天真爛漫な腕白坊主。頭が良く機転が利きテシクの大人たちからは一目置かれる。 ザムドである以上にパワフルな少年。最終回ではシロザをぶん殴って事情を聞き出すや、胎動窟の壁を駆け上り、ナキアミを取り込んだまま役割を終えて閉じようとする胎動窟の扉を無理矢理こじ開けようと奮闘し、空から落ちてきた面隠しのアキユキにも手伝わせる。だが果たせなかった。 最終回となる9年後には逞しい青年に成長しており、胎動窟前で伊舟らと邂逅「1000年なんてあっという間さ」などと前向きな言葉を吐くが、ナキアミと生き別れてしまったことを今も後悔している様子。 クジレイカ 声 - 朴璐美 ナキアミの異母妹。二つ名「太陽の鬣(たてがみ)を持つ女」。額の入れ墨と淡いピンク色の髪が特徴。テシク氏族の族長。族長の娘ながらタマヨビの力を持たず、ナキアミがサンノオバの元を出たまま帰らぬことを知り、逼迫する一族をまとめ上げるために強い力を欲するようになる。 テシクへの迫害を続けるヒルケン皇帝に対抗するため、タマヨビの巫女のヒルコを使いザムドと化す。そのため通常の食事は受け付けなくなり純度の高いウツツダネのエキスにタマヨビの少女たちの血を混ぜあわせた固めた実を食す。 聖地への帰還とテシクの名誉回復という悲願達成のためザムド化して、ヒルケンとアキユキの戦いに割って入るがヒルケンの前にあっさり敗北。墜落死しかけた所をアキユキに救われ、ナキアミがクジレイカの写真を肌身離さず持ち続けたことを教えられる。ヒノキ丸がナキアミに宛てた手紙をかわりに受け取った。クジレイカザムド 緑色に光る羽根を持つ蝶の形をしたザムド。本体部分は人型でミニスカートを履いたように見える。手をかざすと念動力を発動する。アキユキザムドと同様に腕を刃に変えて戦う。
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テシク氏族
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北の過酷な自然環境に生きていた遊牧民族。本来はサンノオバを輩出する栄誉を担うなど北政府側の主要民族として重要な役割を担っていた。ところが現ヒルケン皇帝の死産を契機として、北政府を実質的に支配する金剛塔の僧侶たちから名誉を剥奪され聖地から追放される。
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