ダイハツオイルマチックとは? わかりやすく解説

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ダイハツオイルマチック

構成作用説明
 オイルポンプは、ブランジャが回転進退をする形式のものであって、この両運動によって吸入吐出なされるまた、アクセル開閉でブランジャのストローク変化させ、負荷増大に連れて吐出量増やす
 このようなポンプからクランク軸駆動されており、オイルタンクから吸入されオイルは、一方吐出口からインテークマニホールドへ、他方吐出口からクランク軸中央軸受け部へ供給されるガソリンオイル混合比は、エンジン回転数負荷によって、25:1から80:1の範囲わたって制御されるので、常に適正給油維持される。さらに、常に新しオイル供給されるので、良好な潤滑なされる。とくに、オイル混合油のように薄められたりになったりしないで、オイルは油粒の状態でエンジン各部所定箇所供給される
効果進歩性
 オイルは、専用オイルタンク貯蔵されポンプ経てエンジン各部供給されるので、混合油調達する必要がないアクセル開度の変位は、オイルポンプ制御カム伝えられて、プランジャストロークエンジン負荷に応じて変化させる。したがって負荷増大伴って給油量が増量される。これらによって、オイル消費量白煙低減図られる

保管場所:ダイハツ工業株式会社 技術管理部(〒563ー8651 大阪府池田市ダイハツ町1ー1)

製作(製造)年:1966

製作者(社):ダイハツ工業株式会社株式会社 ミクニ

資料種類:設計図文献

現状:保存品なし公開

型式 / 製作
会社名:ダイハツ工業株式会社

通称名:ダイハツオイルマチック装置

実物所在:なし

搭載車:ダイハツフェローL37

製作年:1966年11月1977年6月

設計者:ダイハツ工業株式会社

諸元
シリンダ配列・数:2気筒直列

サイクル冷却方式:2/強制水冷循環式

燃焼方式:半球

総排気量:356cc

内径×行程:62×59mm

圧縮比:9.0

質量(重量):58kg

性能
最大出力:16.9kw[35PS]/5000rpm

最大トルク:34.3Nm[3.5kgm]/4000rpm

装置

エピソード話題性: 1958年頃「ミゼット」の対米輸出備えた現地テストにおいて、混合油入手困難排気白煙等の面からオイルポンプ分離給油行ったのがオイルマチック装置開発のきっかけとなった
 当初は、吸気管オイル注入していたが、その後潤滑性をより向上させるために、クランク軸中央軸受け部への強制給油ポンプ吐出制御等を行って本装置完成された。
 当時の社長小石雄治本装置業界開放しその後今日では二輪車において活用されている。

参考文献:ダイハツ工業株式会社サービス部編 山海堂 昭和42年11月発行
ダイハツフェロー整備5155

その他事項:協力者:株式会社ミクニ;給油ポンプ形式:プランジャ回転式;給油制御形式:アクセルペダル連動カム制御;給油箇所:インテークマニホールドクランク軸中央軸受け部;ガソリン・オイル混合比:25:1~80:1;オイルタンク容量:3.5リッター;エンジン形式:ZM型;効果:混合油調達不要、運転状態に適合した適正混合比設定潤滑油消費節減排気白煙低減




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