ターミナルビル
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建物は、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造の地上8階(一部4階)・地下2階建。大阪で開催された日本万国博覧会前に建設され、設計は安井建築設計事務所、施工は清水建設、大林組などが担当。1969年1月に竣工し、同年2月1日に供用を開始した。 南ターミナルが国際線、北ターミナルが国内線に利用され、中央ブロックには管制塔や大阪エアポートホテルが設けられた。4階とフィンガー上に送迎デッキが設けられたが、後に保安上の理由からフィンガー上の使用は中止された。国際線の撤退後、1999年から2001年にかけて、南北ターミナルの改修や管制塔の移転・撤去、展望デッキ「ラ・ソーラ」を設置するなどの改装が行われた。2010年3月25日には、2006年に閉館した大阪エアポートホテルに代わって大阪空港ホテルが開業した。2016年から、2020年開催の東京オリンピックに向けた改修が進められており、2018年4月18日に中央ブロックが先行オープンした。 現在は、北ターミナルを日本航空グループと天草エアライン、南ターミナルを全日本空輸グループとアイベックスエアラインズが使用している。 当初、建物の建設と運営は関西国際空港ビルディング株式会社(後の大阪国際空港ターミナル株式会社)が行ったが、関西国際空港と一体での空港運営権の売却に伴い、2016年4月1日から関西エアポート株式会社が管理・運営している。運営権の売却、ビルの改修にあわせて老朽化したテナントも大幅にリニューアルされ、中には50年の歴史を閉じた飲食店もあった。 豊中市、池田市、伊丹市の境界と飛地の入り組む複雑な場所に位置するが、登記上の住所は大阪府豊中市蛍池西町三丁目555番地で、これは大阪国際空港ターミナル株式会社の空港事務所があった位置に基づいている。ターミナルビルには大阪府豊中警察署と兵庫県伊丹警察署の派出所があり、他の旧第一種空港のような空港警察署は設置されていない。郵便業務は豊中郵便局大阪国際空港内分室が担当する。 建物は、1970年に第11回BCS賞を、2000年12月11日に第20回大阪都市景観建築賞の奨励賞を受賞した。 建築面積:54,751m2 延床面積:126,113m2 開館時間:5時30分 - 22時 北ターミナルを利用する日本航空のエプロン 南ターミナルを利用する全日本空輸のエプロン付近 南ターミナル出発ロビー(2015年9月10日撮影) 利き酒もできる日本酒専門店(北ターミナル2階出発ロビー) スターバックスの大阪空港店(南ターミナル2階出発ロビー) 展望デッキ「ラ・ソーラ」。奥は旧管制塔(塔の部分は、現存しない) フロア配置図 南ターミナル中央エリア(中央ブロック)北ターミナル5-8階 事務所など 4階一般区域展望デッキ「ラ・ソーラ」(La Sora) インテリアショップ、子供用遊び場 レストラン・売店 会議室 3階一般区域 レストラン・カフェ ラウンジオーサカ 大阪空港ホテル 制限区域ANAラウンジ ダイヤモンド・プレミアラウンジ 2階制限区域搭乗口(4 - 12番) 搭乗バスゲート(9A, 9B, 9C) 保安検査場 売店・軽食店 ANAスイートラウンジ 搭乗口(13 - 14番) 手荷物受取場 搭乗口(15 - 25番) 搭乗バスゲート(23A, 23B, 23C) 保安検査場 売店 サクララウンジ 一般区域出発ロビー 出発口 カフェ・レストラン 売店・土産物店 到着ロビー 到着口 カフェ・レストラン 売店・土産物店 出発ロビー 出発口 カフェ・レストラン 売店・土産物店 モノレール大阪空港駅連絡口 1階一般区域全日本空輸・アイベックスエアラインズチケットカウンター 団体カウンター 喫茶・売店 ATM(現金自動預け払い機) 豊中郵便局大阪国際空港内分室(郵便のみ取り扱い) 豊中警察署空港警備派出所 伊丹警察署空港警備派出所 診療所・歯科 コンビニエンスストア レストラン、カフェテリア 日本航空・天草エアラインチェックインカウンター 団体カウンター ATM(現金自動預け払い機) リムジンバスおりば タクシーおりば リムジンバスのりば タクシーのりば リムジンバスおりば タクシーおりば
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