【スロットルレバー】(すろっとるればー)
エンジンの出力制御に用いるレバー。
本来は内燃機関を制御する絞り弁(スロットル)を調節するためのレバーを指すが、便宜的に出力制御レバー全般をこのように呼ぶことが多い。
飛行機の場合、前に倒すことで出力を増大させ、後ろに引くことで出力を減少させることがほとんどである。
関連:スラストレバー コレクティブレバー

スロットルレバー
出力を調整する絞り弁(スロットル)の開度を調節するためのレバー。EGIにおいてはスロットルチャンバーあるいはキャブレーターのスロットルバルブを開閉するため、スロットル軸に連結したレバーのことをいう。運転席に設けたレバーを操作してスロットルバルブの開度を調節する。例えば航空機ではエンジン出力のコントロールは操縦席にあるレバーを動かして行うが、これもスロットルレバーと呼ぶ。
スロットルレバー
スロットル
(スロットルレバー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 04:52 UTC 版)
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スロットル(英: throttle)は流体を制御する機構のひとつで、流路断面積を変化させて流量を制御する装置である。主要な構成部品である弁(バルブ)はスロットルバルブ(英: throttle valve)あるいは絞り弁と呼ばれ、弁を操作するための構造はスロットルレバー(英: throttle lever)、スロットルペダル(英: throttle pedal)、ガスペダル(米: gas pedal)、スロットルグリップ(英: throttle grip)などのように呼ばれる。あるいは操作部を指してスロットルと略称する場合もある。
概要
スロットルは、ガソリンエンジンなどの予混合燃焼機関では、エンジンへの吸気(空気あるいは混合気)の流入量を調整し、エンジンの出力を調節する弁である。空気取得口とインテークマニホールドの間に位置し、流路断面とほぼ同じ直径の円盤を流路に直交する軸で回転させて開閉するバタフライバルブ式が主流である。キャブレターには円筒や平板を流路に直交する方向にスライドさせるスライドバルブ式もある。
自動車やオートバイ[1]用エンジンは他の用途のエンジンに比べると回転数と負荷の変動幅が大きく、スロットルを全開にしたまま使用する状況は限られる。スロットルを絞った運転条件では、スロットルによって吸気の流れに発生する抵抗が大きく、ポンピングロス(吸排気損失)が大きくなる。吸気経路にスロットルを用いず燃料噴射量で出力を制御するディーゼルエンジン[2]は、この点においてガソリンエンジンに比べて熱効率の面で優れる。一方ガソリンエンジンでも、可変バルブ機構や希薄燃焼などの技術を採用してスロットルを廃し、ポンピングロスを減らす工夫が実用化されている。
かつてのオートバイに広く採用されていた負圧可変ベンチュリキャブレター(CVキャブレター)は、スロットル操作に対しベンチュリの動作が若干遅れる特徴がある。このことから、エンジンの出力変化が緩やかで、かつ、広い範囲で扱いやすい特性を持っている。今日ではキャブレターに代わり、電子制御燃料噴射装置が主流となっていて、エンジンの出力特性を扱いやすくするために、電子制御で開閉するセカンダリスロットルバルブを別に設ける場合がある[3]。
脚注
- ^ 小型船舶、パーソナルウォータークラフト、スノーモービルも同様。
- ^ 市販車用ディーゼルエンジンでは、1970年代からガバナーの制御用に吸気管の負圧を利用するものが現れ、それらには負圧発生用のスロットルバルブが備わっていた。また、トヨタ・L型エンジンなどは乗用車への搭載にあたり、アイドリング付近の吸気騒音とエンジンの振動を低減するために、負圧発生用のスロットルバルブを利用している。また、排気再循環装置を採用している場合、EGRガス導入のためにスロットルバルブ等による吸気制御が必要となる。
- ^ “GSX-R1000 に搭載した S - DMS 装置の開発について” (pdf). 公益社団法人自動車技術会. 2011年9月28日閲覧。
関連項目
自動車部品
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オートバイ部品と関連技術
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スロットルレバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 19:44 UTC 版)
「G-LOC: AIR BATTLE」の記事における「スロットルレバー」の解説
シートの左脇に設置。アナログ入力で一番手前で最低速度、奥に押し込むと加速。親指の位置にあるボタンを押すとアフターバーナー。アフターバーナー中にスロットル操作を行う事で速度の調整が出来る。中級・上級では、燃料が半分以下になるとアフターバーナーが不可能となる。なお初級では使用しない。画面表示によると速度はAUTOだが適宜変速している感覚は無い。[独自研究?] 『アフターバーナーII』のものと比べると、減速と加速の方向が前後逆で(本作の向きが実際の航空機に準拠)、レバーから手を放すと一番手前の位置に戻る。またアフターバーナーの方法も異なる。
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