スキャッグス一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/23 18:27 UTC 版)
「Red Raven」の記事における「スキャッグス一家」の解説
ジークフリード・スキャッグス (Siegfried Scaggs) スキャッグス一家の頭領。スキャッグスを開発し、21歳の若さにして組織を設立して2年で世界に名を広め、五大ファミリーの一角に名を連ねるようになる。「カストル・アルテの虐殺」で死亡したとされていた、が生存していることが判明。左手の中指にスキャッグスの紋章が入った指輪をしている。右こめかみから右耳にかけて縫い目があり、カストルアルテの事件でカロジェロがラウラとリカルドを守った際につけられた傷。 自身の最高傑作である『凶猛の眼』にとても執着している。左眼には番号無し「覇者の眼(ヴィクター・アイ)」が埋め込まれている。左眼を見た相手を支配することができ、その兆候として相手の虹彩の端に黒点が円を描くように浮かび上がる。ヴェニエラでアンディを誘い出し凶猛の眼を完成させようとしたが失敗しサン・ミケーレ島の教会で処刑された。 バジル (Basil) 金髪で碧眼の少年。17歳。スキャッグスの武器を新興マフィアに売り捌いていた。アンディ同様スキャッグス一家で実験体にされていた期間があり、その時アンディに敗北して以来彼を憎んでいる。極度の潔癖症で、汚い物を嫌う。 自分が触れたあらゆる物体を腐食させる逆さ数字No.004「侵食の手(イローション・パルム)」を左手に持ち、発動条件なしに自分の意思で発動できる。武器はNo.004「猛毒蠍(デス・ストーカー)」。劣化が進み能力で自身の皮膚まで腐食しており両腕は動かない状態。ヴェニエラの事件の後RR本部に保護されていたが、ジークフリードの遺産(武器)を回収するためにRRに協力している。 ダリオ・ガリアーノ (Dario Galliano) 「スキャッグス」逆さ数字の統率者(コマンダー)と言われる逆さ文字のトップ。カッチーニでは“始まりの逆さ数字”や“ブラックピアスのダリオ”と呼ばれている。 武器No.002「弾丸蟻(ブレットアント)」を投擲し、磁力を持つ逆さ数字No.002「先導の手(アッシャーハンド)」で自分の手元に戻して再び投擲するという戦法をとる。自分を「試作品」と称するが、アンディを圧倒する程の実力を持つ。彼の胸にあるスキャッグスの刻印の数字の部分には斜線が引いてある。また、左腕には自分が被験体として行われた実験の日付が刺青として彫られている。左目には試作品の「凶猛の眼」が埋め込まれているが、かなり劣化が進行していて、左目はほとんど腐って視力を失っている状態。ヴェニエラでシルヴィオとの戦闘の末絶命した。 ロベリア (Lobelia) 赤髪の女性。聖少年銃士隊の長。銃士隊の子どもからは「お母様」や「ロベリア様」と呼ばれている。 本名はエミリー (Emilly) で、かつてカストル・アルテにてウォルターと同じ孤児院で生活を共にしていた。虐殺の際に死んだとされていたが、瀕死の重傷を負いつつもスキャッグスに助けられ逆さ数字のNo.005「感触咀嚼の肌膚(マスチケーションスキン)」として生まれ変わった。 エミリーとしての記憶は消えたわけではなく、「ウォルターが傷つかない世界を私が作る」をモットーにしている。虐殺のあった日から15年経っていることを理解できずにおり、スキャッグスの力を得たことによって身体が成長したと思い込んでいる。そのため、ウォルターと再会を果たしたときも気づかず、むしろウォルターの名前を弄ぶことは許さないと刃を振るっている。 特殊な液体をかけることにより、右腕の皮膚が高度な感覚器官に変化する。発動中は腕の縫い目からムカデのような刺青が出てくる。武器はNo.005「斬大蜈蚣(スコロペンドラ)」。 孤児たちにスキャッグス(力)を与え、アレタムを混乱におとしめ、ラウラを殺そうとした。大聖堂でラウラの暗殺を狙ったが赤鴉たちに邪魔をされ、とどめをさし損ねた。最終的には劣化が進み自分の能力に侵され暴走し、最期はウォルターの言葉でエミリーの人格を取り戻し安らかに息を引き取った。 ケビン・コスタ (Kevin Costa) 逆さ数字No.006。壊すことに興味を抱く危険な性格。金髪で碧眼の少年。身体能力が高く俊敏。抗争でカッチーニの屋敷に突入し、リカルド達の足止めを行った。 その後カッチーニ一家に捕らえられたがRR内の監獄へ移送されたが、自らの能力「身躯の倍加(ダブルカーケイス)」とスフォリアの「教義の声」で身体能力を極限にまで活性化させ脱走した。ヴェニエラでジョゼフと戦った後逃亡し、劣化が進行している体ながらも自由気ままに行動している。 スフォリア (Sfoglia) 逆さ数字の一人である少女。能力は「教義の声(トグマノイズ)」。特殊な音声によってNo.007「迷羊(ストレイシープ)」を強化し、操る。そのため舌に紋章がある。迷羊だけではなく逆さ数字には直接響き、特に強化することもできる。 ジークフリードに認めてもらおうと努力するが認めてもらえずジークフリードに認めてもらっているアンディを羨ましがっている。 逆さ数字No.008のヴィッツィーニに自分の存在価値を求めている。 凶猛の眼の失敗作の生き残りで実験の影響で視力が弱くなっておりよく顔を近づけてくる癖がある。 ヴィッツィーニが処刑された後はRRに保護され、その後アンディと同棲しながらパン屋に就職、看板娘として一役買っている。
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