シャガルマガラ
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「古龍種 (モンスターハンターシリーズ)」の記事における「シャガルマガラ」の解説
別称:天廻龍(てんかいりゅう) 登場作品:MH4/MH4G/MHX/MHXX/MHF-Z/MHXR 作品中の分類:古龍目廻龍亜目マガラ科 全長:約1778.1センチメートル/全高:約619.9センチメートル/脚裏のサイズ:(翼脚)240.9センチメートル、(前脚)136.1センチメートル テーマ曲:光と闇の転生 シナト村で禁断の地と呼ばれている地域、禁足地に生息する古龍。ゴア・マガラが成長し、脱皮した成体である。表皮は輝きのある純白色で、頭部にはゴア・マガラの時にはなかった双眼が存在する。また、背部には四肢とは別に翼脚と呼ばれる腕や脚としても機能する翼があり、飛行だけでなく、物を掴んだり走行時に使用する。また、前肢の長さが後肢よりも長いという骨格構造をしている。我らの団の団長が所持していた鱗は、シャガルマガラの純白の龍鱗である。 初登場作品であるMH4では、幼体であるゴア・マガラの時に世界各地を放浪し、脱皮の時期が近づくと、生まれた場所に帰巣してシャガルマガラへ変態を遂げると紹介されている。ゴア・マガラと同じく、「狂竜ウイルス」という正体不明の物質を周囲にまき散らす。狂竜ウイルスを吸引した生物は「狂竜症」にかかり、運動能力の上昇と狂暴化を発症し、最終的に死に至る。存在するだけで生態系を滅ぼしかねない危険な古龍だが、シャガルマガラが悪意を持って狂竜ウイルスを撒いているわけではないという説明が、作中に登場する人物によってなされている。シャガルマガラの狂竜ウイルスには、ゴア・マガラの成長を抑制する特殊なフェロモンが含有されており、脱皮寸前だったゴア・マガラがこれを吸引すると、脱皮不全を起こして死に至る。一部渾沌に呻くゴア・マガラとなる。また、狂竜ウイルスに生殖細胞を混入し、感染者に生殖細胞を寄生させたうえで、その感染者の死骸を餌として子孫となるゴア・マガラが発生するという捕食寄生のような繁殖を行う。単為生殖であるため、シャガルマガラに性別は存在しない。 MH4およびMH4Gでは、シャガルマガラはシナト村にて、大昔に天空山に住むモンスター達が突如として凶暴化して殺し合いを行い、生息していた生物が絶滅したという伝承に関与している。シャガルマガラという名称は、そのシナト村の伝承に登場する神の名前に由来するという設定である。MH4およびMH4Gのストーリー上では、捕獲したゴア・マガラが脱皮してシャガルマガラとなって逃走し、禁足地に帰巣したシャガルマガラから発せられる狂竜ウイルスが山谷風に乗って周辺に散布され、感染したモンスターが次々に狂暴化し始めたため、異例の事態と判断したギルドがプレイヤーに討伐を依頼するという流れになっている。シャガルマガラの討伐に成功した後、エンディングムービーとスタッフロールが流れ、団長から純白の龍鱗を渡される。 戦闘中の動作は狂竜化したゴア・マガラに似ているが、吐き出す狂竜ウイルスのブレスはバリエーションが幾つか増えている。怒り状態になると、空中に舞いあがって翼を広げ、滞空した状態で咆哮を放つ。シャガルマガラが怒り状態の間は、フィールド上に爆発する地形トラップがランダムに出現する。MH4GのG級クエストでは地形トラップによる攻撃方法が変化し、一定の攻撃後にシャガルマガラの前方に2つのトラップが同時に出現するほか、プレイヤーを直接狙って爆発する地形トラップも追加された。ブレスや地形トラップによる攻撃を受けると、狂竜ウイルスに感染する。シャガルマガラのいるフィールドは、放出する大量の狂竜ウイルスが煙霧として立ち込めており、シャガルマガラが登場すると禁足地では周囲が暗闇に包まれ、未知の樹海では紫色の靄がかかるようになる。シャガルマガラが立ち去る、またはシャガルマガラを討伐した場合は、それが晴れるという演出がなされている。
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