てんかい

デジタル大辞泉

てんかい【天海】

読み方：てんかい

［1536〜1643］江戸初期の天台宗の僧。会津の人。号、南光坊。勅諡(ちょくし)号、慈眼大師。徳川家康に重んじられ、政務にも参加。家康の死後、東照大権現を贈号、日光山に改葬し輪王寺を中興。江戸上野に東叡山寛永寺を創建。木活字版の大蔵経を刊行、天海版とよばれる。

てん‐かい【天界】

読み方：てんかい

１ 天上の世界。⇔地界。

２ 《「てんがい」とも》「天上界2」に同じ。

てん‐かい【展開】

読み方：てんかい

［名］(スル)

１ 広くひろげること。また、広くひろがること。「眼下に—する平野」

２ 物事をくりひろげること。「大論争を—する」「華麗なる演技が—される」

３ 次の段階に進めること。また、次の段階に進むこと。「行き詰まった交渉の—をはかる」「事件は意外な方向に—した」

４ 密集していたものを散開させること。また、散開すること。「グラウンドいっぱいに—して攻撃する」

５ 数学で、単項式と多項式、または二つ以上の多項式の積の形を、一つの多項式の形に表すこと。例えば、a（b＋c）をab＋acとしたり、（x＋a）（x＋b）をx²＋（a＋b）x＋abとしたりすること。

６ 立体の面を、長さ・角度などを変えずに平面上に移すこと。多面体などを切り開いて平面上に広げること。

７ ⇒解凍2

てん‐かい〔‐クワイ〕【転回】

読み方：てんかい

［名］(スル)

１ ぐるりと回ること。また、回すこと。回転。

２ 向きが変わること。また、向きを変えること。「船の進路が180度—する」

３ 方針などが大きく変わること。また、方針などを大きく変えること。「増税から減税にと政策が—する」

４ 体操で、からだを回転させる運動。前方転回・後方転回・空中転回など。

５ 和音で、根音以外の音が最下声となるように、音の上下関係を置き換えること。「ドミソの和音をミソドに—する」

航空軍事用語辞典++

【展開】(てんかい)

部隊を集結状態から、戦闘可能な状態に散開させること。また、野戦砲などを使用可能な状態にさせること。

関連：散兵戦

世界宗教用語大事典

てんかい 【天海】

室町末−江戸初期の天台宗僧。南光坊。会津の人。初名は随風。少年時出家し、比叡山や奈良で学び、川越の喜多院や比叡山南光坊に住し、徳川家康の知遇を得て政務に参画、日光山を授けられ、家康没後、山王一実神道による葬祭と日光への改葬を成功させ、上野に寛永寺を建てた。日本最初の大蔵経（天海版・寛永寺版）を刊行。後光明天皇からの贈号慈眼大師。（一五三六～一六四三）→ 山王一実神道

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天海

姓	読み方
天海	てんかい