サーカス団の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:49 UTC 版)
「ドリトル先生シリーズの登場キャラクター」の記事における「サーカス団の関係者」の解説
アレクサンダー・ブロッサム(Alexander Blossom) ブロッサム大サーカスの団長。先生が群衆の前で呼び込みを行っていたブロッサムにサーカス団へ帯同したいと申し出た際、先生の体格を見るなりハンプティ・ダンプティになぞらえた。最初の頃は巡回動物園の待遇改善を始めサーカスの劣悪な環境にあれこれ口出しする先生を疎んじており、偽薬騒動でストーベリーの興行が中止になった際に対立が頂点に達するがヘラクレス達が先生の擁護に回ったことから、一転して先生と和解する。先生が代役を立てて「人の言葉を解する馬」の見世物が大成功を収めた直後に、マンチェスターでの興行収入を持ち逃げした。 ヘラクレス(Hercules) ギリシア神話の英雄・ヘラクレスにちなむ芸名を持つ怪力自慢の大男。演技中に誤ってダンベルを落として肋骨を折る重傷を負った所に居合わせた先生の治療を受けてから、他の団員と上手く行っていなかった先生を擁護するようになる。 ファティマ(Fatima) ヘビ使いの中年女性。団長であるブロッサムの腰巾着として振舞っており、無害なヘビに縞模様を塗って毒ヘビのように偽装したりクロロホルムを嗅がせて大人しくさせていることを先生に咎められてから何かにつけて先生を目の敵にしていた。偽薬騒動に乗じてブロッサムに讒言を吹き込み先生をサーカス団から追い出そうとするが、ヘラクレスが先生の擁護に回ったことから目論見が外れて逆に自分がサーカス団を追放されてしまう。この際、ファティマに使役されていたヘビは全て先生が貯金をはたいて買い取り、ダブダブを呆れさせた。 ピント兄弟(Pinto brothers) ブランコ曲芸師の兄弟。ヘラクレスの甥に当たる。 ホップ(Hop) 道化師。サーカス団のムードメーカーになっている犬・スイズルの飼い主。ピント兄弟と仲が良い。サーカス団の解散後、スイズルと別れた代わりにツインクを引き取った。 ヘンリー・クロケット(Henry Crockett) ガブガブが気に入っている人形劇の座長。パペットの相手を務める犬・トビーの飼い主。サーカス団の解散後は先生がトビーを引き取った。 ボルネオ島の野人(wild men of Borneo) 東南アジア・ボルネオ島出身の野人とされる男性達。当然ながら、野人を装った見世物の演技であり興行の時以外はシャツにネクタイ姿の正装である。 ひげ女(bearded ladies) ひげを生やした女性達。ひげは見世物用の付けひげであり、興行の時以外は顔から取り外してカバンにしまい込んでいる。 ブラウン医学博士(Dr. Brown) 先生がオットセイのソフィーを逃亡させてストーベリーの町でサーカス団に合流した際に、香料を混ぜたラードの偽薬を売っていた自称・医学博士。ダラム大学医学部の博士号を持つ本物の医師であるドリトル先生に、衆目の下で詐欺を暴露されてサーカスを追放される。その後は改心して、『キャラバン』で先生の前に再び現れて自ら開発した馬用の薬の評価を依頼し、本当によく効くとのお墨付きを得た。 フレッド(Fred) 先生が逃亡した前団長・ブロッサムに巡回動物園で飼育している動物の待遇改善を受け入れさせた際に雇った動物の世話係。サーカス団を解散した後、飼われていたヒョウ・ライオン・ゾウを特注の船でアフリカへ送り返す為の船旅に同行する。
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