サーカス団の動物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:49 UTC 版)
「ドリトル先生シリーズの登場キャラクター」の記事における「サーカス団の動物」の解説
ハリガリ(Hurri-Gurri) 巡回動物園で「南米・パタゴニア産の珍獣」として紹介されている有袋類。実際は南北アメリカ大陸に広く分布するオポッサム(和名・フクロネズミ)のことで、先生はさして珍しい動物ではないと評している。 ソフィー(Sophie) アラスカ生まれで、人間に捕獲されてイギリスへ連れて来られ芸を仕込まれた雌のオットセイ。かつて先生がファンティポ郵便局で発行していた『北極マンスリー』の愛読者であった。病気の為に所有者のヒギンズと共にサーカス団を一時離脱していたがアッシュビーの町で再び合流する。かねてから巡回動物園の劣悪な環境に憤慨していた先生はソフィーの身の上を聞かされて脱走の手助けを決め、ブロッサム達に気付かれないよう所用を装ってサーカス団から離脱したうえでマグ夫妻らの協力を得て水槽を出たソフィーと合流し苦難に満ちた逃避行を繰り広げる。 ニーノ(Nino) ブロッサムがフランス人から買い取り、サーカス団の主要演目となった「しゃべる馬」。実際は特定の合図で「3+4=7」のような簡単な計算に蹄を鳴らして答えたり、首を縦・横に振って「はい」「いいえ」を答えるように見せかけているだけだが、ブロッサム大サーカスの見世物の中では特に人気が有る。 巡回動物園のライオン(Mr. Lion) 巡回動物園で飼われているライオン。ドリトル・サーカスの旗揚げ直後、檻の中で体がなまっていると訴えヒョウと共に時間を決めて外出を許可されるが、道に迷って空腹の余り鶏舎を襲いニワトリを食べ尽くす騒ぎを引き起こした。『キャラバン』で先生が「動物銀行」を開設した際には、先生に付き添われて特別な預金通帳を作ってもらった。 踊る象のジォージォー(Jojo, the Dancing Elephant) サーカス団の象。"Jojo"という名前は『サーカス』の第4部に出て来るのみで、それ以外の場面では単に"elephant"とされている。ブロッサム大サーカスの時代は巡回動物園の不潔な檻で飼われ、ニーノの前座として踊りを見せていた。サーカス団の解散後、特注の船でヒョウやライオンと共にアフリカへ帰郷するが長年の友であるライオンに付き添ってジャングルの奥へ姿を消し、サーカス時代に覚えた芸をジャングルの動物たちに見せて余生を過ごす。その様子は現地の住民たちの間で「ジャングルの幽霊」の伝説として広まって行った。
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